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「映画のまち調布」で子ども向けアニメ制作教室-原点・楽しさ伝える

アニメーション作家・あしたのんきさんの指導により、パラパラマンガで1本の作品を仕上げる。

アニメーション作家・あしたのんきさんの指導により、パラパラマンガで1本の作品を仕上げる。

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 調布市北部公民館(調布市柴崎2、TEL 042-488-2698)で11月10日から、市民協働企画「子どもアニメーション制作教室」が開催される。

プラキシノスコープ。フランスのエミール・レイノーが発明した動画装置。当日は当時の絵をもとに再現した装置で実験。真ん中に張ってある鏡に回転する絵が投影されて、あたかも動いているかのように見える。

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 子ども向け映画の自主上映活動を行う「チャイカ・ムービーズ」が企画、運営する同教室。同団体の代表で、調布市に住む田辺弘樹さんは、教育系出版社に勤務し、学校教育用の映像制作に携わる傍ら、「あまり知られていない教育映画や記録映画、短編アニメーションにも良い作品がたくさんある。それをもっと多くの人に見てもらいたい」と仲間を集め、自主上映活動を行っている。勤務先で制作した映画のみならず、国内・世界各地の良質な子ども向け映画を厳選、次世代に残しておきたいという家庭用の8ミリフィルムの上映会なども、各地で実施している。

 今回、北部公民館で開く教室は、小中学生または親子が対象で、11月10日・17日・24日の土曜に3回連続で開催。1日目は、東京国立近代美術館フィルムセンター・スタッフの郷田真理子さんが講師を務め、映画の元となった動画装置「プラキシノスコープ」を使って、映画とアニメーションの始まりを体験。2日目は、アニメ―ション作家、あしたのんきさんの指導によるパラパラ漫画制作。3日目は、日本を代表する立体アニメ―ター真賀里文子さんが代表を務める「阿佐ヶ谷アニメーション研究所」メンバーの協力によりコマ撮りアニメに挑む。

 田辺さんは「今回は、いつもお世話になっている知人に講師をお願いしたが、それぞれの専門分野で力のある人たちばかり。『映画のまち調布』でこそ、ホンモノの映画文化を伝える活動をしていきたい。子どもたちにはそのきっかけとなる楽しい入り口をつくってやりたいという気持ちで取り組んでいる」と話す。

 開催時間は各日14時~16時。参加無料。定員は申し込み先着20人。申し込みは北部公民館(TEL 042-488-2698)まで。

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