角川大映撮影所(調布市多摩川6)の入り口にそびえる4.5メートルの大魔神2体が12月5日の夜、巨大なサンタとトナカイに変身した。ツリーのイルミネーションともに撮影所を訪れる人や近隣の人の目を楽しませている。
今年春には、映画「貞子3D」の大型宣伝幕に飛び出す「貞子の手」を設けるなど、演出はいつも同撮影所所長の小畑良治さんが発案。社内でもアイデアマンとして知られ、スタッフの制作意欲を刺激している。
今回も「貞子の手」を手掛けた同撮影所の美術営業チーム、松元玲子さんと久保埜孝さんが担当した。「いかめしい大魔神がちょっとかわいくなった。点灯式で完成を確認した所長が、にんまりと笑みを浮かべていたので、今回も結構気に入ってくれたようだ」と話す。
大魔神が担いでいる巨大なプレゼントの袋にも注目。いかにもたくさんのプレゼントが入っているように、リアルに作られている。同撮影所で広報を担当する吉村健治さんは「袋の中には皆さんへの『夢』というプレゼントがいっぱい詰まっている。撮影所を訪れる関係の方々や近隣の皆さまに、1年の感謝を込めて映画で夢をお届けする決意を表した」と話す。
大魔神の巨大サンタとイルミネーションは今月25日までの予定で、毎日22時ごろまで見ることができる。