調布市グリーンホール大ホール（調布市小島町2）で2月19日、調布市文化・コミュニティ振興財団（小島町2）が「調布シネサロン　大映70周年 特撮選」と題し、ガメラシリーズ「大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス」を無料上映する。

会場ロビーに展示される「ガメラ像」

　同財団は、調布市が昭和初期から撮影所や現像所、美術会社など多くの映画関連産業が集まる「映画のまち調布」のPRと映画文化振興を目的に、調布にゆかりのある映画を毎月無料で上映している。「ガメラシリーズ」は昭和を代表する特撮映画で、70周年を迎えた旧大映映画（現・角川書店）の1967（昭和42）年の作品。会場ロビーにガメラ像も展示する。

　また、3月6日から10日には「第24回 調布映画祭2013」を開催。大映作品として日本初のカラー特撮映画「宇宙人東京に現わる」のほか、新旧作品や無声映画など全26作品の上映を予定している。

　同財団の鈴木さんは「当時の特撮映画は子ども向けだが、環境汚染や原子力への警鐘といった大人向けのテーマを併せ持った作品も多く、あらためて考えさせられることがある。CGがなかった時代の、芸術性の高いミニチュアや装飾も逆に新鮮味を感じられる」と話す。

　2月19日「大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス」の上映時間は、1回目＝14時30分～、2回目＝19時～。定員は当日先着順800人。「第24回 調布映画祭2013」の上映は3月8日～10日。開催場所は、調布市文化会館たづくり、調布市グリーンホール。いずれも入場無料。上映プログラムはホームページで公開している。問い合せは、調布シネサロンはグリーンホール（TEL 042-481-7611）、調布映画祭は同財団事業課（TEL 042-441-6171）まで。