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「映画のまち」調布で映画祭-26作品無料上映、展示企画なども

「宇宙人東京に現わる」©1956角川映画

「宇宙人東京に現わる」©1956角川映画

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 調布市文化・コミュニティ振興財団(調布市小島町2)は3月6日から、市内各所で「第24回 調布映画祭2013」を開催している。

過去に行われた図書展の様子

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 同市は昭和初期から撮影所や現像所、美術会社など多くの映画関連産業が集まる地域であることから、「映画のまち調布」としてさまざまなPR企画を展開。同映画祭は毎年恒例のイベントとして開催し、同市の映画関連会社が制作に携わった映画や市内でロケが行われた映画など、ゆかりのある映画を上映するほか、小道具や資料の展示、関連会社の紹介や情報発信などを行う。

 上映作品は、1956(昭和31)年の角川映画「宇宙人東京に現わる」や1966(昭和41)年の日活映画「東京流れ者」、1962(昭和37)年の東宝映画「ニッポン無責任時代」、「ローマの休日」「がんばっぺフラガール!~フクシマに生きる。彼女たちのいま~」「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」、市内映画関連会社「NKL」の自主制作映画「赦免花(しゃめんばな)」など新旧の名作や話題作品に、活弁士付き無声映画を加えた全26作品で、全て無料上映。今月10日には、上映作品「friends もののけ島のナキ」の八木竜一監督、「赦免花」の軽部進一監督による舞台あいさつも予定している。

 展示は「日活・角川映画・高津装飾美術展」と題し、日活は石原裕次郎さんの映画看板や台本、衣装などを展示する「石原裕次郎特集」、角川映画はガメラ像やポスター展示の「ガメラ特集」、高津装飾美術は映画「幕末」の再現セットや小道具を展示する。「映画の図書展」は、同市立図書館が収集、保管している映画資料からポスターやパンフレットなどを展示。「映画のまち情報館」は映画「宇宙兄弟」の衣装やパネル、日活芸術学院の特殊メークを展示するほか、調布ジュニア映画塾や高校生フィルムコンテスト優秀作品などを上映する。

 また、同市役所前広場(小島町2)では同9日・10日、調布市観光協会が「映画のまち調布パーク」を開催。映画関連会社によるグッズや飲食物、撮影特殊機材の体験ブースを用意する。そのほか、「映画音楽コンサート」や「調布映画祭2013 スタンプラリー」、「第16回ショートフィルム・コンペティション」なども予定する。

 映画上映は8日~10日、会場は調布市文化会館たづくりと調布市グリーンホール。展示(10日まで、10時~19時)、「映画のまち調布パーク」(11時~16時)、「映画のまち情報館」(8日~10日、10時~19時)の会場はいずれも調布市文化会館たづくり。「映画音楽コンサート」は9日で、開催時間は14時~15時、16時~17時30分。「スタンプラリー」は8日~10日。いずれも調布市グリーンホール。詳しいプログラムなどはホームページで確認できる。

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