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調布で地下鉄災害対策セミナー、京王線調布駅の災害対策などテーマに

調布市被災者ボランティアセンターの運営を担当する調布市市民活動支援センターの副センター長・朝日さん

調布市被災者ボランティアセンターの運営を担当する調布市市民活動支援センターの副センター長・朝日さん

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 調布市被災者支援ボランティアセンターが調布市市民プラザあくろす(調布市国領町2、TEL 042-443-1211)で3月22日、「京王線&東京メトロ最新災害対策無料セミナー」を開催する。

調布市被災者支援ボランティアセンターが設立されるきかっけとなった味の素スタジアムの避難所の様子

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 同ボランティアセンターは、2011年3月17日に東日本大震災の被災者を味の素スタジアム(西町)に受け入れることが東京都から発表されたことを受け、23日に調布市社会福祉協議会が設立。2日後には子どものためのキッズルーム、3日後には避難者のための周辺情報調査、4日後にはストレス軽減のためのリラクセーションルーム開設と要望に応えた支援を展開するなどし、合計430人、180世帯を受け入れた。その柔軟で迅速な対応に注目が集まり、複数のメディアでも大きく取り上げられた。5月に避難所は閉鎖されたが、その後も被災地や同市に住む被災者の支援を続けるほか、被災地に復興支援バスを走らせ、ボランティアを派遣している。

 同セミナーは調布駅地下化に伴い、どのような災害対策がなされているのか、地下鉄乗車中に首都直下型地震が発生したらどうすればよいのかなどの市民の不安に応える形で開催。京王電鉄(多摩市)の鉄道事業本部 安全推進部課長の高村真さんと東京メトロ(台東区)鉄道本部 安全・技術部課長の木暮敏昭さんが「過去の災害とその被害」「災害対策の最前線」「調布駅に導入された最新技術」をテーマにセミナーを行う。

 同ボランティアセンターの朝日さんは「誰もが不安に思う地下での災害対策を専門の担当者から直接話を聞く機会は少ないので、ぜひこの機会に聞いてほしい」と話す。

 開催時間は19時~20時30分。定員20人(要予約)。参加無料。

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