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調布・仙川のアートギャラリーで25周年記念展-第3期は「視触手考画説」

阿部朝日さんの作品「花」(制作:2011年)

阿部朝日さんの作品「花」(制作:2011年)

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 仙川のプラザ・ギャラリー(調布市仙川町1、TEL 03-3300-1010)と東京アートミュージアム(調布市仙川町1、TEL 03-3305-8686)で7月6日から、開設25周年記念展「人・街・アート re-mix」の第3期企画「視触手考画説-眼は指先ほどにものをこね、手は頭ほどものおもう-」が開かれている。

井上実さんの作品「10月の景色」(制作:2011年)

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 同展は菊池敏直さん(阿佐ヶ谷美術専門学校元校長)が企画し、アートかれん(横浜市港北区)ほかの協力で開催。プラザ・ギャラリー会場では7月6日~30日に井上実さん(南パティオ)と阿部朝日さん(北プラザ)、8月3日~9月1日に佐川晃司さん(南パティオ)と藤村克裕さん(北プラザ)の作品をそれぞれ展示。東京アートミュージアム会場では7月6日~9月1日に、阿部朝日さん、池田雅文さん、井上実さん、小山利枝子さん、佐川晃司さん、天本健一さん、藤堂良治さん、藤村克裕さん、山下武美さん、「アートかれん」と「八王子平和の家」の協力者の作品を展示している。

 7月27日と8月24日にはプラザ・ギャラリー(北プラザ)で、菊地さんが指導するワークショップ「もう一つの写生法“ラーメン写生!”」を開催する。子どもから大人まで簡単にできる方法で野菜を写生して、おいしそうに見える魅力ある絵を完成させる(参加費は材料込みで1500円、各回10人、予約受付中)。

 企画の菊地さんは同ギャラリーを振り返り「『人のつながり』をベースに、アートが社会にできることを模索する25年間だった」と語る。また、同展について「第一線で活躍する作家からハンディを持つ人の作品までを同じ空間に展示する。美術作品の存在意義を声高に訴えるのではなく、誰もが持つ創造の原点が『ここにもある』とうかがえる作品を集めた。美術作品には上質な造形性や高度な技巧、ましてや非日常的物語性をにおわす作家像など容赦しない『記憶が見続ける、手が思考したもの』がある。それがとてもシンプルで私たちの生活や社会を支える人間力、愛すべき創造だと感じていただける展示だ」とコメントしている。

 プラザ・ギャラリー会場の開館時間は10時~18時30分。水曜、8月12日~16日休館。入場無料。東京アートミュージアム会場の開館時間は11時~18時30分(入館は18時まで)。月曜~水曜、8月15日・16日休館。入館料は、一般=500円、大学生・高校生=400円、小中学生=300円。

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