調布の野草園で幻の花「ムラサキ」見頃に-絶滅危惧種を保護育成し

見頃を迎えた幻の花「ムラサキ」

見頃を迎えた幻の花「ムラサキ」

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 調布の野草園(調布市深大寺南町1)で現在、ムラサキ科の植物「ムラサキ」の花が見頃を迎えている。

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 同園は多摩地区に自生していた野草を中心に約300種1万本の保護管理と育成を行い、毎年3月から10月まで一般公開している。

 「ムラサキ」の花の色は梅に似た小さい白色で、根が紫色をしている。根は紫根(しこん)と称し、古くから紫色の染料として紫根染めに用いられたほか、解熱剤や外用軟こうなどの薬の材料としても重宝されている。種の発芽率が低く、ウイルスなどに弱い上、今では株を増やすのが困難で絶滅に瀕(ひん)している花のため、「幻の花」と呼ばれている。

 見頃は5月末から6月初めごろまで。

 開園日は、5月=火曜~日曜(祝日を除く)、6月=火曜~日曜(第1・3・5土曜・日曜・祝日を除く)。開園時間は10時~16時。

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