調布の京王線柴崎駅近くの甲州街道沿いに7月2日、循環器内科を専門とする内科診療所「調布ハートクリニック」 （調布市菊野台1、TEL 042-444-5167）が開業した。

CT装置やカテーテルなどの高度な治療設備や、入院施設などを完備する

　総合的な病院で循環器診療に携わった同院長の野田亮輔さんと同副院長の濱田英明さんが、互いに地域に密着し小回りが利く、より親身な診療を目指し開業した同診療所。地域の住民が診察後に大型の病院に移らなくても、自宅の近くで治療が開始できるよう、CT装置やカテーテルなどの高度な治療設備や入院施設などを完備した。一般的な健診や内科疾患、生活習慣病の診療なども行い、地域医療としての特性を生かしながら、継続的に疾患を予防していくことを重視。地域の専門医や大学病院とも連携し、患者一人一人に最適な治療の提案、実施を目指すという。

　同診療所は4階建てで、1階に外来と各種検査部門、2階にはCT検査やカテーテル治療を行う血管造影装置を配置。3階は室内に応接セットや洗面、トイレを完備した特床室を含む、個室を中心とした10床の病室、点滴や人工透析などを集中的に行う回復室などを配備する。4階には乳幼児向けの病中病後保育を中心に行う関連の保育ルームが開設されている。

　野田さんは「心臓はサイレントキラーといわれる臓器。健診で血圧、血糖値、コレステロールの数値に問題があったり、坂道を登ると息苦しい、体がむくむなど気になる症状がある方は早めの受診で重大な病気を予防したり、早期に発見できれば薬で改善することもある。いざという時、一貫して治療までできる施設として、地域の人たちに頼ってもらえる診療所になれば」と話す。間もなく人間ドックも始めるという。

　診療時間は、8時30分～12時、15時30分～19時30分。土曜・日曜の午後、祝日休診。