狛江市立緑野小学校(狛江市和泉本町4)近くの民家で現在、お化けカボチャの顔に見える木が、市民の目を楽しませている。
木を顔型に剪定(せんてい)したのは同地所有者である松本さん。5年前、いたずら心から目と口の部分を刈り込んだところ子どもたちが大変喜んだため、それ以来、顔型の剪定をし続けている。見方によってはお化けの顔にも見えたため、4年前から10月中旬になると目の空洞部分にちょうちんを下げて明かりをともし、ハロウィーンの雰囲気を演出。装飾に使うちょうちんは昨年まで紙製で、雨や強い風ですぐに損傷し、その度交換に手間がかかったため、今年はプラスチックのちょうちんを用意した。夜になると暗い中でも見物人に顔がしっかり見えるよう、下からライトを当てる。
顔の木は敷地奥の1本が月桂(げっけい)樹、手前2本がツバキの計3本あり、どれも表情を変える。木の剪定は2カ月に1度ほど行うが、雪や暴風で枝が折れることもあり、顔を維持するには根気強い作業が必要だという。
松本さんは、「この近辺に住んでいる方以外でも、わざわざこの時期に写真を撮りに来てくれる方もいてうれしいし、やりがいもある。ハロウィーンだけでなく、クリスマスシーズンには口にポインセチアを入れ電飾で口を囲うなど毎年演出を工夫している。これからもたくさんの人に見に来てほしい」と話す。
ハロウィーン仕様の装飾期間は10月末まで。