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調布で戦時証言ドキュメンタリー映画上映会-在住プロデューサー迎え対談も

戦時の証言を題材としたドキュメンタリー映画「大本営最後の指令~遺された戦時機密資料が語るもの~」(2011年、90分)

戦時の証言を題材としたドキュメンタリー映画「大本営最後の指令~遺された戦時機密資料が語るもの~」(2011年、90分)

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 調布市グリーンホール(調布市小島町2)大ホールで12月13日、戦時の証言を題材としたドキュメンタリー映画の上映会「証言する無辜(むこ)の民~映像でつなぐ戦時のキオク~」が開催される。

調布市在住の映画プロデューサー・吉丸昌昭さん(左)、監督・長尾栄治さん(右)

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 戦後70年を迎えるに当たり、体験者から話を聞く機会がますます減少する中、戦争の悲惨さ、平和の大切さをあらためて知り、伝えていくことを目的に同市東部公民館、西部公民館、北部公民館が合同で主催する同上映会。「市民が平和主義と民主主義を身につける」一助となる事業展開の一環として、映画プロデューサーで同市在住の吉丸昌昭さんを迎え、吉丸さんが手掛けた戦時の証言を取材した数々のドキュメンタリー映画の中からよりすぐりの2本を、監督の長尾栄治さんとの対談を交え上映する。

 上映作品は「大本営最後の指令~遺(のこ)された戦時機密資料が語るもの~」(2011年、90分)と「はじめ嬉(うれ)しく、あと悲し~十代の若ものたち、青春の軌跡~」(2013年、94分)。いずれも「映文連アワード」審査員特別賞などを受賞し、当時、庶民が運命を受け入れざるを得なかった戦争の真実を伝え考えさせる作品。対談のテーマは「戦時の記憶を記録する」(約30分)で、入場無料。

 西部公民館の大石江利さんは「近い将来、戦争体験者のいない世の中になるという危機感から企画に至った。特に2本目の『はじめ嬉しく~』は戦争で命を散らした当時の若者たちの軌跡を証言でつづった作品で、高校生以上であれば理解できる内容。ぜひ若い世代にも見てもらいたい」と話す。

 開催時間は12時~16時。定員は1300人(先着、申し込み不要)。入場無料。

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