調布市文化会館たづくり（調布市小島町2）で3月9日、桐朋学園大学の学生による音楽団体「MECP」の演奏会「MECP Ensemble Concert #12 SP」を開催する。

MECP演奏会の様子

　2013年に、当時桐朋女子高校音楽科3年生だった生徒有志で立ち上げた「MECP」。「地域の音楽環境をつくる」「学生による自由な演奏会を行う」「東日本大震災の被災地支援」を目的に活動している。これまで、地域で音楽に触れるきっかけを作る演奏会や学校教育支援などの活動を行い、その収益で被災地に行き、音楽を通した交流を続けている。

　同演奏会は本年度の締めくくりとして、挑戦的な企画を盛り込んだ内容を用意。ライブ演奏と証言、演奏、汽笛の録音を組み合わせたライヒ「ディファレント・トレインズ」や、指揮者なしでのバルトーク「弦楽のためのディヴェルティメント」アンサンブル演奏、弦楽と管楽器の9重奏、2台ピアノ演奏などを披露する。

　代表の高見秀太朗さんは「学生がこれまでの殻を破り、新たな可能性に挑戦することで、音楽家の発信力を高めていくことを目的にしている。ライヒをはじめ、めったに見られない面白い企画がそろっているので、ぜひお越しいただきたい」と話す。

　開演時間は18時30分。料金は500円。全席自由。