狛江市観光協会が現在、「狛江市民花火大会」の協賛募集を呼び掛けている。
市制施行45周年記念事業の一環として8月5日に開催予定の同イベント。多摩川の花火は、1922(大正11)年、狛江市観光協会の前身である和泉多摩川観光協会によって開催されたのが始まりと言われている。
その後、太平洋戦争の影響で一時中断したが、1950(昭和25)年に復活。主催団体が和泉多摩川観光協会から狛江町観光協会に移ったのを機に、「第1回多摩川花火大会」として新たに始まり現在に至る。
1985(昭和60)年の第17回大会からは名称を「狛江市花火大会」とあらため、夏の風物詩として地元民に親しまれていたが2004年を最後に閉幕。2010年に市制施行40周年記念事業として6年ぶりに開催された。市制施行45周年を迎える今年は、狛江市観光協会で狛江市民花火大会実行委員会を立ち上げ、約5000発の花火打ち上げを予定している。
現在募集している協賛金は、1万円以上から、特別観覧席への招待券贈呈や協賛者名のプログラム掲載などの特典を用意している。20万円以上は会場アナウンス付きのスターマイン打ち上げも。
6月8日からは、市内の小売店や飲食店など41カ所で協賛タオルの販売を始める。愛媛県の今治タオル製で、水色を基調とした涼やかなデザインに、花火大会後の普段使いも想定し、一般的なフェースタオルと同等サイズの35センチ×85センチとなっている。価格は1本1,000円。
開催当日は、花火を打ち上げ前に場内アナウンスで応募者のメッセージを紹介する市民メッセージ花火企画も行う。募集総数は10件。利用料は、1件=1万円。応募締め切りは6月30日。市内に在住・在学・在勤の個人、または市内公共施設等で活動している団体で、宗教的、政治的、営利的な目的を有するメッセージでないものが対象。
同大会実行委員長の藤田克彦さんは「「5年ぶりに、狛江の夏の夜空が花火で彩られます。皆さんにとって素敵な夏の思い出となるよう、実行委員会一丸となって日々奮闘しています。ぜひ開催当日をご期待ください」と話す。
開催時間は18時30分~20時30分。荒天順延(8月6日)。