調布のLoco共感編集部(調布市仙川町1)が7月31日と8月21日、小学生と中学生向けの文章講座を開催する。会場は甲州街道沿いの「garden」(調布市調布ヶ丘1)。
共感力を持った文章を書き、情報を伝えることを通して社会づくり、人づくり、仕事の機会創出を目的に設立された同社。5年前から日本各地で文章講座を主宰している元日本経済新聞社記者で元慶応義塾大学特別研究教授の坪田知己さんが今年3月に立ち上げた。
坪田さんは「何を伝えたいかが明快・簡潔」「リズム感があって読みやすい」「筆者の気持ちが伝わる」の3つを重視する「核心文展開法」を開発。筆者の個性を生かし、文章や言葉の配置を換えることで「共感できる」文章にしていくのが特徴。文章講座の受講生は、地域活動する主婦や大学生など延べ800人に及び、小・中学生向けの講座は横浜市都筑区、群馬県桐生市に続き3カ所目となる。
同講座は入門編と添削編の全2回で、入門編では文章作成の基本やコツをレクチャー。添削編では事前に課題提出した作文の添削文を見ながら個々にアドバイスする。講座修了者は子ども記者として取材を行い、書いた記事は調布経済新聞の特集コーナーで掲載される予定。
坪田さんは「子どもたちのピュアな心を文章に反映してほしい。鋳型にはめるのではなく、それぞれの個性が花開くよう指導したい。子どもたちの新鮮な感動に接するのが楽しみ」と話す。
開催時間は両日とも10時~14時30分。対象は小学4年生~中学3年生。受講費は5,215円。要申し込み。