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調布に創業60年の魚切り身店 八王子から移転、大ぶりの身を自家漬け

魚の切り身がショーケースに並ぶ様子

魚の切り身がショーケースに並ぶ様子

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 調布の深大にぎわいの里に7月21日、魚の切り身店「興実水産」(調布市深大寺元町1、TEL 042-483-3808)がオープンした。

魚の切り身店「興実水産」店内の様子

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 同店は築地市場で1954(昭和29)年に創業。その後、八王子総合卸売市場(八王子市北野町)に場所を移し、40年ほど業者向けに商売をしてきたが、大型スーパーやショッピングモールの建設ラッシュにより顧客が減少。今年9月中旬、調布に移転し、一般家庭向けに魚の切り身販売に力を入れる。

 同店で扱う切り身は、シャケやサバ、タラなどに下味をつけたものがメーンで、種類によっては厚みが3センチあるなど大ぶりなのが特徴。全て自家製で、塩で締めてから漬けるため、完成までに2日ほどかかるという。西京漬けやかす漬け、みそ漬けなど常時10種類以上を取りそろえるほか、味付け無しの切り身、干物なども用意する。

 店主の辻さんは「うちの切り身は大ぶりなので、フライパンにクッキングシートを敷いて蒸し焼きすると中までふっくら。最近の魚離れで食卓に上ることが減り残念だが、焼くだけで食べられるこの切り身を食べてもらって、魚のおいしさを知ってほしい」と話す。

 営業時間は8時30分~18時。

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