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調布で子ども目線のお散歩イベント 現役保育士が街の魅力引き出す

多摩川の河原で遊ぶ子どもたちと相原里紗さん

多摩川の河原で遊ぶ子どもたちと相原里紗さん

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 調布市内で1月27日、親子で同市の街を散策するイベント「ちょうふおやこさんぽ~親子トレジャーハンティング~」が開催される。

多摩川を散策中、チューバの音に驚いて木に隠れる女の子

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 同イベントは、「都会っ子を野遊びっ子に」をコンセプトにした「のあそびっこプロジェクト」を企画する保育士の相原里紗さんが主催。豊島区内のコワーキングスペース「co-ba ROYAL ANNEX」とのコラボレーションイベント「としまおやこさんぽ」からスタートした同企画は、「co-ba chofu」(調布市小島町2)のコミュニティマネージャー・薩川さんの協力の下、同市内で4回目の開催となる。

 1人の子どもが「隊長」となって散歩コースを決め、ほかの参加者を先導する同イベント。子どもの目線に立って街を歩くことで街の魅力を再発見し、地域交流や子育てを軸にしたコミュニティーづくりなどを深めることを目指す。

 昨年10月に調布で開催した3回目のイベントでは、3組の親子や教師など9人が参加した。調布駅からバスに乗り、多摩川の河川敷を散策。河原を走り回り、川の水に足をつけるなどして遊んだほか、釣りを楽しむ男性との会話を楽しみ、楽器の練習をする男性に楽器に触らせてもらう場面も見られた。参加者の有馬さんは「普段子どもと歩いていると、つい親が行きたいところへ向かってしまう。子ども主体で歩くことで、いつもの街並みに別の風景が見えてくるのが新鮮だった。イベントを通して、地域の方々と自然な形で交流できたこともうれしい」と話す。

 相原さんは「自らが『隊長』となり他者を引っ張っていくことで、子どもの主体性や自己肯定感が育まれる。大人も、子どもの目を通して、住んでいる地域をより深く具体的に見つめられるのでは。調布は子どもが伸び伸びと遊べる場所がたくさんあり、住んでいる人も子どもたちを見守ってくれる雰囲気がある。今後も子どもたちや地域の人をどんどん巻き込んで、調布の街全体を遊び場にしていきたい」と意気込む。

 開催時間は15時~17時。5回目は3月2日に開催予定。

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