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調布・文化会館たづくりで光の造形展 偏光フィルムの立体作品

「luminous flux」

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 調布市文化会館たづくり(調布市小島町2)で11月19日から、企画展「小川剛-プリズムの輝きが魅せる光の造形展」が開催される。

エントランスホールに展示するクリスマスツリー型のタペストリー

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 アクリルやガラスに偏光フィルムを重ねて貼り、立体作品を作る造形作家・小川剛さんの集大成となる同展。関東のギャラリーを中心に商業施設や野外イベントなどのアートシーンを演出してきた数々の造形作品を展示する。

 アーティスト集団「C-DEPOT」に所属する小川さんは、宇宙に漂う銀河の瞬(またた)きや自然界の光の現象にインスピレーションを受け、偏光フィルムとさまざまな素材・表面加工を組み合わせた立体作品・インスタレーション(空間演出)を制作。作品の原点となったのは、ハッブル宇宙望遠鏡が捉えた銀河の美しさに魅せられたからだといい、複雑に光が屈折し混じり合う銀河特有の輝きを再現するため、アクリルを何度も研磨し、見る位置や光の当たり方で輝く色を変化させる作品を作り上げている。

 期間中、同館1階エントランスホールには、ライトアップとともに新作のクリスマスツリー型のタペストリーも展示。12月3日には、ギャラリートークショーのほか、「クリスマスのプリズムオーナメント作り」ワークショップを開催する。

 小川さんは「ふとした瞬間に部屋の壁に射(さ)すプリズムの光、雨がやんだ後に現れる虹、ハッブル宇宙望遠鏡が捉えた銀河の画像。日常生活で体験する光の現象を偏光フィルムとさまざまな素材を組み合わせ、展示空間にプリズムの輝きが魅(み)せる光の造形が出現する。鑑賞者がライトで照らすことで現れる、宇宙に漂う銀河の瞬きを体感できるインスタレーションもある」とコメントする。

 開催時間は10時~18時。11月28日・29日休館。12月25日まで。トークショーの開催時間は13時~13時30分、当日先着30人限定。

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