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調布・仙川で金沢市にゆかりある作家2人展 ガラスと陶芸約170点

調布・仙川のギャラリーで、洗練された作風のガラス・磁器二人展開催

調布・仙川のギャラリーで、洗練された作風のガラス・磁器二人展開催

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 調布市仙川の「マミカ・陶のギャラリーとカフェ」(調布市若葉町1-38-64、TEL 03-6750-1528)で11月26日から、「五十嵐智一(ガラス)・森岡希世子(磁)二人展」が開催される。

ガラスの五十嵐智一さん(下)、磁器の森岡希世子さん(上)の作品

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 同展は、石川県金沢市にゆかりのあるガラス作家の五十嵐智一さんと陶芸家の森岡希世子さんの作品展。同市のガラス工房で活動した経験のある五十嵐さんと同市出身で在住の森岡さんの作品に作風や使い心地などの共通点があることから、企画した。

 五十嵐智一さんは1969(昭和44)年石川県生まれ。多摩美術大学のガラスコースを卒業後、会社員を経てガラス作家になり、現在は千葉県・成田市のギャラリー工房「iGLASS STUDiO」で制作している。作品はガラス以外にも、ガラスと鉄などを融合させた作品も手掛けている。

 森岡希世子さんは1974(昭和49年)年石川県生まれ。デンマークのHolbek美術国民学校留学、石川県立九谷焼技術研修所を経て、現在は金沢美術工芸大学非常勤講師、九谷焼成形部門伝統工芸士を務めている。作品は光を通すほどに薄い生地と優美なフォルムが特徴。

 同展では五十嵐さんの酒器、プレート、ボウル、花器など約70点と、森岡さんの酒器、茶器、花器、わんなど約100点を展示販売する。会期中の同27日には「台湾茶会」を開催。森岡さんの作品を使い、茶者・ちゃごとさんが入れる台湾茶と森岡さんが選ぶ金沢の茶菓子を用意する。そのほか、同カフェで作家の器を使い同市の菓子を提供するという。

 同ギャラリーの松岡真美さんは「国分寺崖線に囲まれた自然豊かな中にあるひっそりとした隠れ家のような一軒家の小さな空間の中で、密(ひそ)やかに繰り広げられる2人の作家の繊細な器の世界を、お茶やお菓子・お酒との相性を感じ、楽しみ戯れながら存分に堪能していただけたら幸い」と話す。

 営業時間は11時~18時30分。今月28日・29日休み。作家在廊日は27日。12月4日まで。「台湾茶会」の開催時間は、13時30分、15時の2回。各回定員6人。参加費1,200円。要予約。

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