調布で市民オペラ25周年 小学生から90歳代までのメンバーで2本立て初挑戦

「市民の手によるオペラづくり」をモットーに公演を行う「調布市民オペラ」・過去公演の様子

「市民の手によるオペラづくり」をモットーに公演を行う「調布市民オペラ」・過去公演の様子

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 調布市グリーンホール(調布市小島町2)で12月3日・4日、調布市民オペラ「第19回公演 カヴァレリア・ルスティカーナ パリアッチ(道化師)」が上演される。

今年25周年を迎えた「調布市民オペラ」・練習の様子

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 市民が気軽に親しめる本格オペラを調布のまちに根付かせようと1992年に設立された調布市民オペラ振興会。「市民の手によるオペラづくり」をモットーに、グランドオペラ公演やガラコンサートなど18回の公演を行ってきた。設立以来一貫して、公演だけでなく、企画立案から資金調達、チケット販売などの全ての業務を市民の手で行い、今年25周年を迎えた。

 同公演では、19世紀末に発表された、イタリアのヴェリズモオペラ作品の2本立てに初挑戦。貧しい人々の日常生活で起こる人間ドラマを焦点に当てたシリアスな内容で、美しく力強い音楽がオペラファンから人気を集めているが、難しい作品とも言われている。

 参加メンバーは、90代のベテランメンバーを含む約60人。桐朋学園大学音楽部声楽科教授・谷茂樹さんを合唱指導に迎え、同大学の学生や卒業生もサポートで参加。演目の一つ「パリアッチ(道化師)」では、同市内の小学生25人も児童合唱として参加する。

 同振興会理事長の尾崎さんは「年齢も職業も多種多様な市民が、壮大なオペラの舞台を作り上げようと、練習に励んでいる。第一線で活躍するプロの方を起用することで、レベルに妥協しない『本物のオペラ』を届けるのが、私たちの願い」と話す。

 開演時間は、12月3日=15時、4日=14時。チケット料金は、SS席=8,000円、S席=6,000円、A席=5,000円、B席=2,000円。

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