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調布・神代植物公園で「サルの顔」に見えるラン開花

都立神代植物公園で開花した「ドラクラ・ギガス」

都立神代植物公園で開花した「ドラクラ・ギガス」

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 調布の都立神代植物公園(調布市深大寺元町5、TEL 042-483-2300)の大温室内にある「ラン室」で2月22日、サルの顔のように見える珍しいラン「ドラクラ・ギガス(学名Dracula gigas)」が開花した。

サルの顔のように見える珍しいラン・通称「モンキー・オーキッド」

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 同花は、南米のエクアドル北部からコロンビアにかけて広がる雲霧林(うんむりん)と呼ばれる湿度の高い高山に自生する原種のラン。学名のドラクラはギリシャ語で「小さな竜」「双翼の怪物」を意味する。花弁のように見える3枚は萼片(がくへん)で三角形に開くと内側に小さな花弁が独特の配置で並び、それがまるでサルの顔に見えることから「モンキー・オーキッド」ともいわれる。

 いくつかある「モンキー・オーキッド」の中でも「ドラクラ・ギガス」は大きいことで有名で、三方に開いたガクは直径10センチほどになる。同温室にはこのほかに、同じくサルの顔に見える「ドラクラ・シミア」や、マントヒヒの顔のように見える「ドラクラ・ポリフェムス」が栽培されている。

 担当者は「見頃は1週間ほどなので、花が枯れてしまう前にかわいい『お猿さん』に会いに来て」と呼び掛けている。

 開園時間は9時30分~17時(入園は16時まで)。月曜(祝日の場合は翌日)休園。入園料(大温室込み)は、一般=500円、65歳以上=250円、中学生=200円(都内在住・在学の場合は無料)、小学生以下無料。

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