調布の富士見街商店会でスタンプラリー 創立50年で初のイベント

昭和の風情が残る調布・つつじヶ丘「富士見街商店会」

昭和の風情が残る調布・つつじヶ丘「富士見街商店会」

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 調布市つつじヶ丘駅近くの富士見街商店会で11月11日から、「第1回スタンプラリーフェス」が開催される。

11月11日から開催される「富士見街商店会 第1回スタンプラリーフェス」

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 同商店会はつつじヶ丘駅北口から徒歩2分の全長約40メートルの路地にあり、1960年代の創立当初は富士山が見渡せたことから「富士見街」と名付けられた。最も古くから営業している「和菓子ささき」は、同商店会会長の佐々木宏さんが1968(昭和43)年に開業。昭和の風情が色濃く残る店が長屋形式で並ぶ同商店会では、年々店舗が入れ替わり、シャッターが閉じたままの店が目立っていた時期もあるが、近年はレトロな雰囲気を好んで若い経営者の出店が続き、今年3月に大衆酒場「福助」の出店で、10年以上ぶりに空き店舗がなくなった。

 同スタンプラリーは、同商店会創立以来、初めてのイベント企画。深大寺へのバス発着地でもある同駅にありながら、同商店会の認知度は低く、乗降客の立ち寄りも少ないため、多くの人に各店を知るきっかけをつくりたいと企画した。各店を利用してスタンプを5つ集めると、500円相当の金券として利用できる。

 加盟店は、日中は「和菓子ささき」や定食屋「一休」、とんかつ「牧」、美容室2店が営業し、日が暮れると、酒類の多さが自慢の「のんべゑ道場」、ギョーザと串焼きが売りの「まいど」など居酒屋6店、メタル好きが集う「鋼鉄屋」などバー・スナック5店、赤身肉が売りの焼き肉「ほれぼれ」、300種類以上の泡盛をそろえる沖縄料理「ちゅら」、ワニ肉や食用花を使った珍しいメニューを提供する創作フレンチ「くしのはな」など、全19店。

 佐々木さんは「各店とも個性があり、若い方から家族連れまで、それぞれが楽しめるお店がそろっている。このディープな雰囲気の路地に勇気を出して一歩足を踏み入れて、お気に入りの店を探していただければ」と話す。

 開催は11月26日まで。金券の使用期間は12月末日まで。

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