深大寺の南側にある水生植物園内の深大寺城跡(調布市深大寺元町2)でススキに似た大きな植物の花穂が開き、散策に訪れる人たちの目を楽しませている。
この植物は「パンパスグラス」という南米原産の多年草で、アルゼンチンのパンパスに大群落を作ることからこの名が付いた。和名をシロガネヨシ(白銀葦)ともいうイネ科の植物で、ススキに似ているが高さ2~3メートルまで大きく成長する。8月を過ぎると垂直に立ち上がった茎に、長さ30センチ~1メートルの羽毛のような花穂をつける。
調布市内では、深大寺の北側にある都立神代植物公園(深大寺元町5)でも見ることができる。
市内から来た家族連れは「深大寺城跡は孫とよく来る場所。この植物の名前は知らなかったが、大きくてよく目立つ」と眺めていた。