調布パルコに原宿発「マグカップ専門店」 国産200種取りそろえ、期間限定で

「Mug pop原宿店」社長の塚松圭さん(右)と美穂さん(左)

「Mug pop原宿店」社長の塚松圭さん(右)と美穂さん(左)

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 調布パルコ(調布市小島町1)1階正面入り口特設会場に6月11日、日本製マグカップ専門店「Mug pop(マグポップ)」が期間限定でオープンした。

日本製マグカップ専門店「Mug pop(マグポップ)」の商品

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 昨夏、原宿・竹下通りの路地裏にオープンした「Mug pop原宿店」(渋谷区)は、国内30以上の窯元や陶芸家から直接仕入れたマグカップ、フリーカップなど350種類以上をそろえるマグカップの専門店。調布在住の塚松圭さんが社長を務めるマグポップ(上石原)が経営する。「日本橋コレド室町」や「たまプラーザテラス」などでの期間限定ストアを経て、地元「調布パルコ」への初出店となった。

 塚松さんは、アマゾンジャパンで食器や日用雑貨などを扱う「ホーム事業部」の統括をしていた経験を生かし、日本の器の素晴らしさをインターネット通販以上に伝えられる実店舗を持ちたいと起業した。「アイテムをカップだけに絞ることで全国のバラエティーに富んだ器を集められる。マグカップの専門店は他に聞いたことがなく、産地以外では当店でしか買えないカップもある」と話す。

 原宿を選んだのは、観光地・文化発信地であり多様な人々が訪れる面白い場所のため。「文化や流行に敏感な人が集まる地で、マグカップという身近なアイテムを通して日本の器の魅力を再発見するきっかけになれればと考えた」と言う。来店客の5割は外国人で、「Amazing(アメイジング)」「Beautiful(ビューティフル)」といった会話に、観光地・原宿らしく若者が「かわいい」とはしゃぐ声が入り交じる。「卒業や初任給など人生の節目に、家族や恩師に感謝の気持ちを贈りたいと来店する若者が多く、驚きと喜びでいっぱい」とも。

 調布パルコ店では、本店で人気のカップを中心に、200種類ほどを期間中に入れ替えながら販売する。ブルーの世界が美しいと評判の陶芸家「飯沼耕市さん」(茨城・笠間)、独自技術「水晶彫」で透明感ある模様の入った「丹心窯」(長崎・波佐見)、手仕事でしのぎ模様をほどこした美濃焼の「藤山(とうざん)窯」(岐阜)、モノトーンの世界観が人気の女性陶芸家「ともの世界」(愛知・常滑)、モダンな絵柄が女性客に人気の「西山(にしやま)」(長崎・波佐見)など、個性的でテイストもさまざまなカップが並ぶ。単価は1,500円~6,000円。

 塚松さんは「地元であり、なじみのある調布パルコに出店できて光栄。日本の器は多様性があって素晴らしいので、その魅力を少しでも多くの方に知ってもらいたい。数あるカップの中から一つを選ぶ行為も楽しいので、あれこれ迷いながら、お気に入りに出合っていただければ」と話す。

 営業時間は10時~20時30分(金曜は21時まで)。今月24日まで。

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