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調布の農園で豊作祈願する「馬鍬あらい」 布田小学校の教諭らも手伝い

昨年収穫したわらを使い、使用した籠や鍬(くわ)を洗う「馬鍬洗い(まんがあらい)」様子

昨年収穫したわらを使い、使用した籠や鍬(くわ)を洗う「馬鍬洗い(まんがあらい)」様子

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 田植えが無事終了したことへの感謝や豊作を祈願する「馬鍬洗い(まんがあらい)」が6月16日、調布市染地の斎藤農園(調布市染地1))で行われた。

田植えに使ったトラクターも洗い、田植えが無事終了したことへの感謝や豊作を祈願する

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 田植えが済んだこの時期、代かきから田植えまで使ってきた馬につける農具「馬鍬(まんが)」などを洗い清める行事「馬鍬洗い」。同農園では、昨年収穫したわらを使い、使用した籠や鍬(くわ)を洗い、豊作を祈願する。現在では馬や鍬は使用しないため、田植えに使ったトラクターを洗っているが、「伝統を次世代に伝えるため」に同行事を毎年行っている。

 当日は、同市立布田小学校の校長をはじめ、高学年の教諭や保護者、笹塚中学校関係者も参加。全て洗い終わったところで、農園で収穫された野菜を中心に、「なおらい」という「神事にささげる食事会」も行われた。

 参加した同小学校の保護者・佐藤愛さんは「お天気も良く心地よい風の中、冷たい田んぼに足をつけて行う作業は気持ちよかった。お米をつくる農家の方の苦労をほんの少しだけ味わえて勉強になった」と話す。

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