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府中の映画「くらやみ祭の小川さん」公開 主演の六角精児さんら舞台あいさつ

大國魂神社の拝殿前に並ぶ、(左から)主要キャストの斉藤陽一郎さん、主演の六角精児さん、監督・脚本の浅野晋康さん

大國魂神社の拝殿前に並ぶ、(左から)主要キャストの斉藤陽一郎さん、主演の六角精児さん、監督・脚本の浅野晋康さん

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 府中市を舞台にした映画「くらやみ祭の小川さん」が10月25日、TOHOシネマズ府中(府中市宮町1、TEL 050-6868-5032)で公開される。全国でも順次公開が決定している。

「完成奉告祭」で玉串をささげる六角精児さん

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 同作は、六角精児さん演じる「小川さん」が大國魂神社(おおくにたまじんじゃ、府中市宮町3)の例大祭「くらやみ祭」に関わることで地域とのつながりを深め、成長していく物語。撮影は府中市内で行われ、多くの市民が出演するなどさまざまな形で協力した。

 公開に先立つ10月10日、大國魂神社で関係者による完成奉告祭を斎行した後、完成披露試写会を行った。幕開けは、同社の祭りとゆかりのある府中囃子保存会(ふちゅうばやしほぞんかい)が演舞を披露し、同作品で音楽を担当した増田太郎さんが奉納演奏して華を添えた。舞台挨拶には、六角さんと主要キャストの斉藤陽一郎さん、監督・脚本の浅野晋康(あさのゆきやす)さんが登壇した。

 六角さんは「府中市民のエネルギーに支えられて撮影できた。市民はじめ多くの人に作品を見ていただき、くらやみ祭の壮大さを知ってほしい」と話すと、斉藤さんは「みこしはとても重かったが、それを感じないほどハイテンションになった」と撮影秘話を語った。浅野監督は「リストラ、子育て、介護など、誰でも抱える問題に直面する登場人物に、寄り添う作品を作りたいと思っていた。ヒーローじゃない男の物語に共感していただければ」と観客に呼び掛けた。

 試写会に参加した市内在住の女性は「知っている場所がたくさん登場し、家族の物語も温かくて、『小川さん』を身近に感じた。祭りを支える人たちの心意気をあらためて知った」と感想を述べた。

 京都国際映画祭への参加も決定し、20日にTOHOシネマズ二条(京都市中京区)でジャパンプレミア上映される。浅野監督は「今のところ関西での公開予定はこの機会だけなので、近隣の方に見ていただけたらうれしい」と言う。その他の上映予定は、映画公式サイトで確認できる。

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