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FC東京、2位でACLプレーオフ出場権獲得 ベストイレブンに最多6選手

最終戦を終えてファン・サポーターに挨拶をするFC東京の選手

最終戦を終えてファン・サポーターに挨拶をするFC東京の選手

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 FC東京は2019年のJ1リーグをチーム最高順位の2位で終えると、来シーズンのアジアチャンピオンズリーグ(ACL)のプレーオフ出場権を得た。来年はリーグ優勝に再チャレンジするとともに、3度目となるアジア王者を目指す戦いに挑むことになる。

「最後の1秒まで」FC東京の選手を応援するために日産スタジアムへ駆けつけたファン・サポーター

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 サッカーJ1リーグは12月7日の最終戦を残し、首位の横浜F・マリノスと2位のFC東京だけに優勝の可能性が残っていた。FC東京が優勝するには4点以上の得点差をつけての勝利が条件と大変厳しいものだったが、チームのテーマでもある「最後の1秒まで」望みをかけて、敵地の日産スタジアムに乗り込んだ。

 試合は、FC東京が2失点し追い上げをねらう後半、永井選手がゴール前に抜け出したところを横浜F・マリノスのキーバー朴一圭選手が倒し、決定機阻止によりレッドカードの判定で退場。横浜F・マリノスは10人になったが、FC東京は数的有利をいかせないまま0-3で試合を終えた。

 今シーズンのFC東京は、ラグビーワールドカップ開催による影響でホーム・味の素スタジアムでの試合が長期にわたってできなかった。そのため8試合アウェー戦が続く異例の状況だったが、ファン・サポーターは各試合会場に足を運びホームと変わらぬ雰囲気をつくり出した。選手は期待に応え8戦を4勝2敗2分で勝ち越すと、首位をキープしてホームに戻った。続くホーム2連戦は引き分けたが、最終戦での逆転優勝へ望みをつないだ。初優勝こそかなわなかったが、最高順位2位でシーズンを終えることができた。

 クラブSOSIO(年間チケット購入者)の佐藤さんは「来シーズンは、アジアでの戦いも待っている。来年、東京の街はオリンピックで盛り上がるだろう。これに加えて、FC東京がJ1リーグ優勝とアジア制覇の2冠を達成すれば、きっと盛り上がりは最高潮に達する。来季のFC東京の活躍を祈らずにはいられない」と期待を込めた。

 FC東京は今シーズンのリーグ戦ホームゲーム平均入場者数が3万1540人、シーズン観客動員数が53万6187人とクラブ史上1位を記録した。

 また、8日に行われた「2019Jリーグアウォーズ」でFC東京から7人が優秀選手賞に選ばれ、室屋成選手、森重真人選手、ディエゴ オリヴェイラ選手、永井謙佑選手、橋本拳人選手、林彰洋選手の6人がベストイレブンを受賞した。さらに、FC東京はフェアプレー賞高円宮杯を初受賞した。

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