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府中市郷土の森博物館で部分日食の観望会 東京は14時28分から

2019年1月6日に府中で見られた部分日食。12月26日の太陽の欠け方とは異なる。(撮影:佐藤幹哉)

2019年1月6日に府中で見られた部分日食。12月26日の太陽の欠け方とは異なる。(撮影:佐藤幹哉)

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 府中市郷土の森博物館(府中市南町6、TEL 042-368-7921)で12月26日、「日食観望会」が開催される。この日は日本全域で部分日食が起きる。

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 今回の日食は、アフリカ東部からアジア全域、オーストラリア北西部、グアムなどで見られる。そのうち、アラビア半島からインド南部、シンガポール、グアムなどで金環日食になる。その外側の広い地域で部分日食となり、日本もこの範囲に含まれる。

 日食の起きる時刻は場所によって変わり、東京は14時28分に欠け始める。食が最大になるのは15時35分で、食分(月によって覆われた太陽の直径の度合い)が0.389、面積比(月によって覆われた太陽の面積の割合)は0.270。食が終わるのは日没(東京は16時33分)後で、東日本や北日本では太陽が欠けたまま日の入りを迎える「日入帯食(にちにゅうたいしょく)」となる。

 太陽は強い光と熱を出しているため、肉眼で見ることは欠けているなどしても短い時間でも危険で、直接見ると目を傷めるため注意が必要。日食を観察するには、日食グラスなど専用の観察器具を正しく使い、器具がない場合は木もれ日を見るなど、太陽を直接見ない方法で観察することができる。

 同博物館では14時27分から1時間程度、水遊びの池付近芝生広場に太陽観察用の望遠鏡や日食グラスを用意し、安全な方法で太陽が欠けていく様子を観察する。雨天曇天の場合は中止。

 博物館入場料は、大人=300円、中学生以下=150円、4歳未満無料。天気が分からない場合は、当日電話で問い合わせ可。

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