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都内初、調布で歳末たすけあい募金オンライン受付 ヤクルトと提携し高齢者見守りへ

高齢者にヤクルトの配達員が配達とともに安否確認を行う様子

高齢者にヤクルトの配達員が配達とともに安否確認を行う様子

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 調布市社会福祉協議会(調布市小島町2)が現在、オンラインで「歳末たすけあい募金」を受付けている。

オンライン寄付プラットフォームサービス「Syncable(シンカブル)」で募金を受け付ける「歳末たすけあい募金」

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 1952(昭和27)年に全都的に展開された「歳末たすけあい募金」。調布では毎年、650万円を超える募金が市民から集まり、約9割を自治会からの募金に支えられていた。今年はコロナ禍で自治会員が一軒一軒集金に行けない状況から、新しい募金方法として都内区市町村社会福祉協議会で初めてとなるオンラインでの受け付けを開始した。

 オンラインでの集金目標は、配分事業実施予算140万円の半額、70万円で、オンライン寄付プラットフォームサービス「Syncable(シンカブル)」で募金を受け付ける。募金配分先は、一人暮らし高齢者の見守り訪問として、民生児童委員を通じて申し込みをした高齢者にヤクルトの配達員が配達とともに安否確認を行う。昨年は、487件の安否確認を行い、救急対応を行ったことで高齢者の救命ができたケースもあるという。

 同協議会の葛西桃子さんは「本年度はコロナ禍の影響を受けての初の試みとなるが、今後も継続を計画している。窓口への訪問が難しい方だけでなく、今まで募金をしたことのない人にもアプローチしていければ」と話す。

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