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稲城で「東京ジャイアンツタウン」計画 国内初の水族館一体型球場へ

緑と広い空に囲まれた「東京ジャイアンツタウン」。球場と水族館が一体となって新たな賑わいを創り出す(イメージ)

緑と広い空に囲まれた「東京ジャイアンツタウン」。球場と水族館が一体となって新たな賑わいを創り出す(イメージ)

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 読売新聞東京本社、読売巨人軍、よみうりランドの3社が稲城市のよみうりランドに隣接するエリアで計画している「TOKYO GIANTS TOWN(東京ジャイアンツタウン)」の構想が1月25日、発表された。

海の中を歩いているような体験ができる水中回廊(イメージ)

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 東京ジャイアンツタウンの全体像は、約7万6000平方メートルの敷地に国内初となる水族館一体型球場を新設し、飲食店やスポーツ関連施設を誘致する。「新GIANTS球場」は2025年3月に完成、水族館も併せたグランドオープンは2026年度中の見通し。総事業費は250億円以上を見込んでいる。

 新球場は人工芝の野球場で、芝生の外野席やカウンター席なども備え、イースタン・リーグ公式戦と読売ジャイアンツの練習に活用するほか、貸し球場としても大学・社会人や女子野球、高校野球の予選などにも対応。イースタン・リーグ公式戦は、よみうりランドに隣接する「読売ジャイアンツ球場」と新球場の2つの球場で開催していく。

 水族館は地上3階・地下1階で、多摩地区唯一の内陸型水族館。海中環境を人工海水で再現し、大型水槽の中を歩く水中回廊やアシカなどの生態を間近で観察できるゾーンも設ける。多摩川水系の展示にも注力し、子どもたちが地元の生態系を学ぶ場として学校との連携も予定。人工海水は最新の水処理設備で再利用し、給水や排水量を最小限に抑えるほか、CO2の排出削減を図る設備設計も進め、SDGsに貢献する水族館を目指していく。

 同計画により、よみうりランド遊園地、読売ジャイアンツ球場、フラワーパーク「HANA・BIYORI」、新温浴施設(2024年3月オープン予定)、よみうりゴルフ倶楽部(くらぶ)、東京よみうりカントリークラブなど周辺のレジャー施設と一体となり、「スポーツとエンターテインメントが融合した緑あふれるまちづくりへの貢献を目指していく」という。

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