調布市佐須町付近を流れる野川で4月6日、「野川桜ライトアップ」が開催される。
今年で8回目を迎える同イベントは、照明機材などを扱うアーク・システム(調布市富士見町4)が1本の桜をライトアップして同社員が花見をしていたことがきっかけ。同社が2002年に移転となりライトアップを見送る予定だったが、惜しむ同市民らが「野川の桜ライトアップを楽しむ会」を結成。同社が無償協力し、地域ボランティアの協力を得て継続されることになった。
当日は野川沿い両岸の約800メートル区間の桜に約210台のライト、電源車5台(総容量500キロワット)を使い、一夜限りの夜桜を演出する。開催日は1~2日前に同社ホームページのみで発表されているが、毎年数万人が訪れている。
ライトアップ前日、午前中に同実行委員会ボランティアによる川沿いの清掃が雨の中行われ、午後には同社社員により設置が行われた。同社営業部長の鈴木さんは「わたしがかかわって約10年になるが、区間が長くなりより多くの方に楽しんでもらえるようになってうれしい。今日は雨の中の準備になったが、予想よりもスムーズに作業ができたので明日に備えたい」と話す。
点灯時間は18時~21時。