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調布・柴崎に洋菓子新店 フォロワー15万人のパティシエが初の実店舗

洋菓子店「Minifilm(ミニフィルム)」のケーキラインナップ

洋菓子店「Minifilm(ミニフィルム)」のケーキラインナップ

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 通信販売専門だった洋菓子店の実店舗「Minifilm(ミニフィルム)」(調布市菊野台1、TEL 042-426-7403)が7月26日、調布市柴崎駅近くにオープンした。

洋菓子店「Minifilm(ミニフィルム)」店主でパティシエの塚原佳樹さん

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 菓子のレシピや作り方動画を公開するインスタグラムのフォロワーが15万人を超えるパティシエの塚原佳樹さんが手がける同店。小学校の卒業文集で「パティシエが将来の夢」と書いていた塚原さんは専門学校で製菓を学び、フランスに留学。その後、東京のケーキ店で7年ほど勤務し、コンクールの受賞も経験した。他の仕事も経験することが将来、独立の役に立つと考え、アパレル通販に転身して、好きだった写真撮影、画像編集、SNS運用などを経験。2021年に菓子の通信販売を始め、さまざまな菓子を販売する中、バターサンドが人気となり看板商品になった。

 通信販売開始と同時に、菓子作りの楽しさを多くの人に知ってほしいとインスタグラムやユーチューブなどで菓子作りのレシピや作り方動画も発信。当初はプロが作る本格レシピの菓子が中心だったが、昨年から家庭で作りやすいよう「プロが教えるシンプルレシピ」をテーマに発信したところ好評を得て、海外からのアクセスも増え、インスタグラムのフォロワーが15万人を超えた。

 多くの人に自身の味や人となりを知ってもらったことを機に、作りたての食感や香り、フレッシュフルーツを使ったケーキなど、通信販売では届けられない商品も販売する場を作ることを決意。以前からパティシエ業界は女性がキャリアを続けにくい環境だと感じていたことから、経験のある女性パティシエも働き続けられる場を作りたいという思いも後押しした。商品を届けたいと思っているファミリー層が多く、都心からもアクセスのいい同地域を選び、自身初の実店舗をオープンした。

 看板商品は、卵の味が濃いという那須御養卵を使った「永遠のプリン」と、北海道産の生クリームと牛乳を使ったクリームの「シュークリーム」(以上300円)。「日常使いしていただき、気に入ってもらえたらハレの日や贈答品なども利用していただければ」と塚原さん。「ショートケーキ」(680円)やムースのケーキなど10種類程度の生菓子と、バターサンド・カヌレ・フィナンシェ・クッキーなどの焼き菓子10種類程度を取りそろえ、ホールケーキなども用意する。

 塚原さんは「スタッフが働きやすく、スキルを生かせる環境を整え、近隣のお客さまに日常的に利用してもらい、長く愛される店にできれば」と話す。

 営業時間は10時~18時。月曜定休

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