調布の国立大学法人電気通信大学（調布市調布ヶ丘1）が3月に発行したPR誌「UEC WOMAN」で、就職率の高さなど同大学の特色を女子高校生へアピールする活動を始めた。

　同誌は女子高校生を対象に、理工系、特に同大学がカバーする情報理工学分野を女性が学ぶメリットを紹介したもので、A4版32ページ。第一線で活動する同大学女子卒業生にインタビューして在学時の学びが現在のキャリアにつながった事例を紹介するほか、現役女子学生のキャンパスライフ、就職支援や就職状況、同大学の福利厚生や同市内のスポット、サークルや学生食堂などを紹介している。

　同大学は実践力重視の教育が伝統。このため「即戦力」になる卒業生の就職率が高いことから、大学自身も就職支援に力を入れている。学科ごとに就職情報を集める「就職事務室」を持つほか、キャリアカウンセラーがアドバイスなどを行う「就職支援室」、同大学の同窓会組織「目黒会」の就職サポートなど、さまざまな就職支援を行っている。2008年度の就職希望者に対する就職率は96.2％だった。

　同大学は「この『UEC WOMAN』を通じて、女子高校生や保護者、高校教員に対して、女子が理工系、特に情報工学を学ぶことによって得られる就職の優位性や社会における存在感の強さをアピールしていきたい」と話す。

　配布はオープンキャンパスやパソコン・携帯電話などから資料請求ができる「テレメール」などで行う。