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府中のプラネタリウムで「中秋の名月」番組 月面ロボットの模擬走行も

府中市郷土の森博物館で行われるさまざまな催事

府中市郷土の森博物館で行われるさまざまな催事

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 「中秋の名月」にちなみ、月について科学と文化の両面から紹介する番組の特別投映が9月15日~17日の3日間、府中市郷土の森博物館(府中市南町6、TEL 042-368-7921)プラネタリウムで行われる。

特別投映後に走行させる「SORA-Qフラッグシップモデル」。普段はケース内に展示中

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 「中秋の名月」は、太陰太陽暦(いわゆる旧暦)8月15日の夜に見える月のこと。ここ数年は「中秋の名月」と「満月」が同じ日だったが、今年の中秋の名月は9月17日で、満月は翌18日と1日ずれる。ずれる理由や中秋の名月の由来と風習についてプラネタリウムを使ってわかりやすく解説する。

 番組では、今年1月に日本初の月面軟着陸と史上初のピンポイント着陸に成功した小型月着陸実証機SLIM(スリム)など、月面開発の最新情報を紹介。投映終了後、SLIMに搭載され着陸ミッションで活躍した超小型の変形型月面ロボットSORA-Q(ソラキュー)の 1/1 スケールモデルのデモンストレーションも行う。解説員の村井さんは「当館は『SORA-Q Thank you アンバサダー企画』に参加し、日本の月面探査を応援している。実物大のロボットが動く様子を見ることで、小さなロボットが大きな仕事を成し遂げたことを実感していただけたら」と話す。

 「中秋の名月」の17日は、望遠鏡で月を見る「星空観望会」も開催。10月17日には、今年の満月で地球に最も近づくため「今年最大の満月を見よう!」も実施。いずれも事前申し込み制。

 同館はこれまでも中秋の名月に合わせて特別投映を行ってきたが、昨年は改修工事で休館していたため2年ぶりの開催となる。村井さんは「月に注目が集まるのは満月や中秋の名月のときだが、月は毎日見える形や昇る時間が変わり、明かりの少ない時代は暮らしに欠かせないものだった。この番組で月について知り、現代の生活でも身近に感じてほしい」とも。

 特別投映の時間は各日15時30分~(約45分間)。料金は、大人=600円、中学生以下=300円、4歳未満無料。チケットは専用サイトで販売中。当日券は9時から館内で販売する。博物館入場料(300円ほか)が別途必要。

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