都立神代植物公園(調布市深大寺元町5、TEL 042-483-2300)は来年1月2日から開園し、「正月開園と新春の催し」を開催する。
「正月開園」では園内各所をめでたい装いで飾り付けて来園者を迎え、2日・3日に邦楽の「新春コンサート」を開く。演奏者は、2日=風間禅寿さん(尺八)、高桑杏奈さん(箏・こと)、3日=小山慶一さんと小山慶宗さん(津軽三味線)。芝生広場(雨天時は植物会館集会室)で11時15分と14時15分から30分間。
植物会館1階展示室と屋外特設展示場で5日まで、「新春の植物展・小学生の絵画展」を行う。正月ムードを盛り上げる大型の植物飾り「神代宝船」のほか、春の七草、松竹梅、千両、万両など縁起の良い植物を展示する。会場には深大寺小学校の児童が園内で写生した絵画も飾る。
15日~19日は「古典園芸植物 松葉蘭(まつばらん)展 古典園芸植物への誘い」を行う。マツバランは小さなほうきのように枝分かれした姿が特徴の珍しいシダ植物で、古くから愛好家に鑑賞されてきた。21日~26日は「早春の盆栽展」を開き、松柏(しょうはく)や梅などの盆栽を展示する。28日~2月2日は「梅と早春の植物展」を行い、咲き始めた梅の盆栽や早春の江戸園芸植物を展示する。いずれも会場は植物会館1階展示室。
同園では入り口で入場券を提示すれば、当日に限り再入園できる。広報担当の土方千鶴さんは「隣接する深大寺へ初詣に行ったり当園でコンサートを楽しんだりと、深大寺エリアで正月をゆっくり過ごしていただければ」と話す。「雪つりや冬ボタンなど冬らしい景色を撮影することもできるし、体が冷えたら大温室で南国の珍しい植物を観察してもらえれば」とも。
開園時間は9時30分~17時(入園は16時まで)。月曜(祝日の場合は翌日)、12月29日~1月1日休園。入園料は、一般=500円、65歳以上=250円、中学生=200円(都内在住・在学の場合は無料)、小学生以下無料。催しの観覧は無料。