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神代植物公園のショクダイオオコンニャク開花 悪臭は2日間、夜間公開も

ひだ状の仏炎苞(ぶつえんほう)がゆっくり開き始めたショクダイオオコンニャク

ひだ状の仏炎苞(ぶつえんほう)がゆっくり開き始めたショクダイオオコンニャク

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 都立神代植物公園(調布市深大寺元町5、TEL 042-483-2300)のショクダイオオコンニャクが6月3日、開花した。同一株では、筑波実験植物園と並ぶ全国最多の6例目。同園での開花数は、過去に預かっていた鉢を含め7例目。

大温室に展示中の「2021年開花時の実物大タペストリー」

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 ショクダイオオコンニャクは原産地にちなみ「スマトラオオコンニャク」とも呼ばれ、巨大な花序と強烈な悪臭が特徴。開花期間はわずか2日間と短く、「いつ咲くか」とSNSで注目を集めていた。

 同株は4月14日に発芽し、花になるか葉になるか見守っていたところ、5月20日に花の器官「付属体」が姿を現した。その後も付属体と、それを取り囲む「仏炎苞(ぶつえんほう)」が順調に成長。3日に付属体が210センチほどになり「そろそろ咲くのでは」とスタッフが注視していると、15時ごろに仏炎苞が少しずつ開き始めた。

 開花の様子は随時SNSで配信し、本日17時30分から「夜間公開」を行う。通常開園を17時で閉め、公開エリアを区切って再開園する。最終入園は19時30分、公開時間は20時30分まで。入園料は500円(中学生以下無料)。広報担当の土方千鶴さんは「悪臭は夜にかけて強くなり翌日には臭いが弱まるので、かいでみたい方は早めの来園を」と話す。「多くの方にご覧いただくために、現場の案内に従って観賞を」と呼びかける。

 本来の花は付属体の根元にあるため見えない。1枚の大きな花びらのように見える仏炎苞は、1メートルほどの漏斗状に広がり内側が赤黒い。翌日から徐々に閉じ、数日後に枯れ始める。

 開園時間は9時30分~17時(入園は16時まで)。月曜休園(祝日の場合は翌日)。入園料は、一般=500円、65歳以上=250円、中学生=200円(都内在住在学の中学生は無料)、小学生以下無料。

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