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調布・神代植物公園で「アジサイウィーク」 ハナショウブも見頃

東京で発見された「ヤエヤマアジサイ」。小さくとがったガク片が八重咲きになった突然変異

東京で発見された「ヤエヤマアジサイ」。小さくとがったガク片が八重咲きになった突然変異

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 アジサイの花が見頃を迎えた都立神代植物公園(調布市深大寺元町5、TEL 042-483-2300)が現在、「梅雨を彩る アジサイウィーク」を開催している。

約130種類500株が咲く「あじさい園」(昨年の様子)

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 同園の「あじさい園」ではヤマアジサイやガクアジサイ、その他原種のアジサイの仲間など約130種類500株を見ることができる。会期中、雨降りでもアジサイを観賞しやすいように透明ビニール傘を貸し出す。広報担当の土方千鶴さんは「360度見渡せるよう透明の傘を用意したので、雨の日にこそいっそう映えるアジサイの色彩を楽しんで」と話す。貸出場所は正門と深大寺門。「数に限りがあるため、再入園の予定でも退園時にいったん返却してほしい」と呼びかけている。

 屋外展示場では、ヤマアジサイを中心に園芸品種の鉢植えを紹介する「あじさい展」を6月15日まで行う。特別展示の「ヤエヤマアジサイ」は、都内の丘陵地公園に自生していた野生のヤマアジサイから見つかった貴重な品種。現在は土砂災害により自生地が失われてしまい、同園の植物多様性センターで生息域外保全している。

 正門前の屋外展示場では今月15日まで、「ハナショウブ展」も開催している。ハナショウブは江戸時代から品種改良されてきた伝統的な園芸植物で、栽培地によって江戸系・伊勢系・肥後系などの品種に分けられる。深大寺門から徒歩5分の場所にある分園「水生植物園」(深大寺元町2)では約50品種1500株のハナショウブが栽培されており、この時季は紫色や白色の花を見ることができる。

 開園時間は9時30分~17時(最終入園は16時)。月曜休園(祝日の場合は翌日)。入園料は、一般=500円、65歳以上=250円、中学生=200円(都内在住・在学の場合は無料)、小学生以下無料。水生植物園は入園無料。アジサイウィークは今月29日まで。

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