
電気通信大学(調布市調布ケ丘1)が夏休みにジュニア向け企画「UECスクールGLOBAL(グローバル)」「夏休みは電通大でラボ体験2025」を開催する。
「UECスクールGLOBAL」の参考企画「UECスクール プログラミング入門」
高校生向け実践型グローバル人材育成プログラム「UECスクールGLOBAL」は現在募集中で、8月22日に開催、女子中高生の理系進路選択支援プログラム「匠(たくみ)ガールプロジェクト『夏休みは電通大でラボ体験2025』」は6月20日に募集を始め、7月19日に開催する。
「UECスクールGLOBAL」は、国際的な課題に取り組みながらグローバルに活躍する力を養う体験型学習プログラム。初回のテーマは「世界の感染症を根絶させよ」。午前はユニセフハウス(港区)を訪れ、途上国における感染症の課題について日本ユニセフ協会から学ぶ。午後は電気通信大学に移動し、国際社会実装センター長・石垣陽特任教授の特別講義を受けた後、グループに分かれて社会課題の解決案を考えて発表する。
問い合わせ窓口のアドミッションセンター特任准教授の森田桂花さんは「世界の『ニーズ』を当校の研究『シーズ』でどう解決するか、グローバルな視点で学ぶ場になれば」と話す。6月13日にオンラインで事前説明会を開く(参加は任意)。説明会とプログラムの申し込みは、それぞれ専用フォームで受け付ける。募集人数は20人(応募多数の場合は申請時の作文で選考)。締め切りは7月10日13時。
「夏休みは電通大でラボ体験」は理系分野に関心を持つ女子中高生(=匠ガール)を対象に、普段は立ち入ることのできない大学研究室(ラボ)で教員や大学生と実験を行い、研究の魅力や奥深さを体験してもらう企画。問い合わせ窓口の男女共同参画・ダイバーシティ戦略推進室特任准教授の片岡寛子さんは「2017(平成29)年の開始以来、2021年と2023年に『リカジョ育成賞奨励賞』を受け、多くの匠ガールが理系の道へ進んだ。今回もさまざまな実験の楽しさを感じてもらえれば」と話す。
体験内容は、チューブや空気を使って「ベイマックス」のような柔らかいロボットの腕を作る実習や、ミクロサイズの楽器(髪の毛より細い弦)の振動をレーザー光線と顕微鏡で測定する実験など。参加希望者は13テーマ(全17枠)から1つ選び、専用フォームで申し込む。募集人数は、各プログラム5~10人、全体で129人(抽選)。締め切りは6月30日正午。