買う

調布・飛田給に「本屋ふらふらっと」 老舗書店を事業継承、イベントも

「本屋ふらふらっと」店主の明壁陽子さん おすすめの書籍コーナー前で

「本屋ふらふらっと」店主の明壁陽子さん おすすめの書籍コーナー前で

  • 4

  •  

 老舗書店を事業継承した「本屋ふらふらっと」(調布市飛田給2、TEL 070-8975-2610)が6月10日、飛田給駅南口近くにオープンした。

「本屋ふらふらっと」の店内 読み聞かせなどのイベント時は中央のスペースで開催

[広告]

 大学卒業後はコンサルティングや営業職などさまざまな業界で10年近く携わってきた店主の明壁陽子さん。離職後は専業主婦として子育てに専念しながら、日本ほめる達人協会の特別認定講師やISD個性心理学協会のマスターインストラクターの資格を取得したほか、シンガー・ソングライターとしても精力的に活動。自身の講師業として講演できるスペースを探していたところ、同所で40年以上、地域に根ざして営んできた「ひたち屋書店」が閉店するのに伴い事業継承者を募集していたことを知り、連絡を取った。長年、書籍の配達をメインにしていた「ひたち屋書店」の取引先100軒近くを引き継ぎ、オープン前の4月に配達を始めた。

 店舗面積は約10坪。「街の本屋」として長年親しまれてきた店内の雰囲気を残したいと本棚はそのまま生かし、必要な塗装や手直しなどは明壁さんが手がけた。「子どもも気軽に寄れる場にしたい」と、店の一角にはけん玉などの玩具や駄菓子コーナーを設置。壁一面を囲む本棚には、最新刊から自身でセレクトした3000冊近くの本を並べ、取り寄せや取り置きなどにも対応する。中央のスペースでは、今後、絵本の読み聞かせやワークショップ、自身の講演会などのイベントを開く予定で、「資格を生かした育児相談などもやっていきたい」と話す。

 7月7日14時~16時には、絵本の専門家を招き、初回となる「絵本読み聞かせ&お話会」を開催。出入り自由に誰でも無料で参加できる。

 明壁さんは「街の本屋として地域の人たちが集う場になれれば。店名の通り、話に来るだけの場や子どもたちの遊び場として、ふらっと気軽に立ち寄ってもらえる店を目指したい」と話す。

 営業時間は、平日=13時~19時、土曜・日曜・祝日=12時~18時。月曜定休。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース