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調布にカフェ「シェリーコーヒー」 手作りビーガン菓子など提供

ビーガンパンを使用した「ラタトゥイユとモッツァレラのグリルサンドプレート」(枝豆とジャガイモ、ホウレンソウの冷製スープとサラダ付き)

ビーガンパンを使用した「ラタトゥイユとモッツァレラのグリルサンドプレート」(枝豆とジャガイモ、ホウレンソウの冷製スープとサラダ付き)

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 手作りビーガン菓子や軽食を提供するカフェ「SHERRY COFFEE(シェリーコーヒー)」(調布市調布ヶ丘3)が6月30日、市立八雲台小学校近くの三鷹通り沿いにオープンした。

「SHERRY COFFEE」の世利さん

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 年齢や国籍、アレルギー、宗教などに関係なく、全ての人が食事を楽しめる「食のバリアフリー」をコンセプトにした同店。都内にあるビーガン対応の飲食店やカフェで働いた経験を持つ店主の世利さんは、アレルギーのある人や食の制限がある留学生などが気軽に行ける店が少ないことを知り、手作りのビーガン菓子を提供するカフェを開きたいと長年夢を抱いていた。コロナ禍での出産をきっかけに、育児と両立しながら、ギフト用コーヒー豆のオンラインショップを立ち上げ、販売を開始。カフェ開業に向けての一歩として、2023年、JR稲城長沼駅の高架下にオープンした創業支援施設「SHARE DEPARTMENT」に、手作りの焼き菓子をメインとしたスタンドコーヒー店を不定期営業で2年間出店。卵や乳製品、白砂糖などを使わず、植物由来のビーガン菓子の評判に手応えを感じた世利さんは、ようやく念願だったカフェのオープンにこぎ着けた。

 店舗面積は約10坪で、テーブル2卓とカウンター合わせて8席を用意。築年数がたった店内の内装は全てDIYで角がないよう曲線をイメージして手がけ、インテリア好きの世利さんが集めたビンテージの照明や家具を取り入れ、温かみのある空間に仕上げた。

 カフェメニューは、クラフトベーカリー「KANEL BREAD(カネルブレッド)」(栃木県那須塩原市)から仕入れたビーガンパンを使い、自家製ニンジンドレッシングサラダと季節の豆乳ポタージュをセットにした「ラタトゥイユとモッツァレラのグリルサンドプレート」(1,200円)、グルテンフリーの「自家製ティラミス」(600円)、「宇治抹茶のプリン」(500円)などのほか、熊本産米粉を使った「ソルティ米粉クッキー」(330円)、「オートミールクッキーチョコレート」(250円)、北海道産全粒粉を使った「全粒粉スコーン」(280円)、自家製ラムレーズンとビーガン豆乳バターをサンドした「ラムレーズンスコーンサンド」(400円)など日替わりで焼き菓子を用意する。カフェドリンクは、「ブレンドコーヒー」(500円)、「カフェラテ」(580円)、フェアトレード豆を使った「カフェインレスコーヒー」(550円)、「和紅茶」(500円)などを用意。豆乳やデカフェの変更にも対応する。

 世利さんは「ビーガンは健康にいいのはもちろん、みんなが一緒に楽しく食べられるのが一番大事。赤ちゃんから年配の方まで幅広く、いろいろな方に来ていただき喜んでもらえたら」と話す。

 営業時間は11時~17時30分(土曜は9時30分~)。月曜・木曜・日曜定休(祝日は不定休)。

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