
狛江のコミュニティーFM「狛江ラジオ放送(通称「コマラジ」)」(狛江市中和泉1、TEL 03-5761-7755)で8月4日、小中学生がラジオ番組に出演する「夏休み小中学生DJ体験」企画が始まる。主催は、放課後の子どもの居場所づくりに取り組む市民団体「まなびや」。
同局は「狛江人による狛江人のためのラジオ」として、2019(平成31)年11月に放送を開始。地域の防災システムとしての役割も担い、「日常的なラジオの利用が防災につながる」との考えから、日常の防災情報も含めた番組で構成している。音楽・放送業界関係者や市民など100人以上のパーソナリティーによる多彩な番組を放送している。
2021年に設立された「まなびや」は昨年度、地域の企業、学校、子どもをつなぎ、学校と家庭だけにとどまらない多角的な教育と体験の機会を提供する「放課後ディスカバリー」企画を実施。同局の協力を得て、子どもたちがラジオ原稿を作り、生放送に挑戦する「ラジオのお仕事体験」を行い、児童15人が参加した。同団体代表の宮田葉月さんは「子どもたちの生き生きとした表情を見て、また機会を設けたいと思った」と話す。
今回は体験枠を大幅に拡大し、平日朝8時からの「KOMAE AM」と、正午からの「Afternoon NAVI」の一部コーナーに子どもたちが出演する。番組は毎日異なるパーソナリティーが担当し、イラストレーター、音楽家、声優、俳優、ボイスパーカッショニスト、アイドルプロデューサー、野菜ソムリエなど、多様な職業の人々と子どもたちが共演。子どもたちは、自分で作成したトーク原稿を携えて出演するか、パーソナリティーとのフリートーク形式で生放送に臨む。
同局パーソナリティーで同企画を担当する咲田りおさんは「市民の皆さんをもっと巻き込みたいと思い(まなびやと)共催している。これをきっかけに親子でコマラジに興味を持ち、日頃からラジオに親しんでもらえれば」と話し、宮田さんは「子どもたちにとっての挑戦の場を楽しんでもらえたら」と期待を込める。
参加費は500円。要予約。申し込み方法はインスタグラムで知らせる。8月29日まで。