
即興音楽やアートパフォーマンスを繰り広げるフェスティバル「JAZZ ART(ジャズアート)せんがわ2025」が9月11日~14日の4日間、調布市せんがわ劇場(調布市仙川町1)で開催される。
JAZZ ARTせんがわ2024より「モントリオールエレクトロアコースティックトリオ」 ©池田まさあき
18回目を迎える同フェスでは、国内外からミュージシャンやパフォーマーが多数参加し即興音楽やアートパフォーマンスを展開する。同フェスのプロデューサーである巻上公一さん、坂本弘道さん、藤原清登さんに、今回新たに坂口光央さんが加わった。
今年は11の演目に加え参加型のプログラムも用意。11日・12日は、同フェス名物企画「自由即興」、一般公募ミュージシャンにプロデューサー陣を加えてのスペシャルセッションが復活。13日には、「YMO第4の男」の異名を持つ松武秀樹さんの「大人のためのシンセワークショップ」、14日には「子どものための音遊びワークショップ」を開催する。14日は仙川駅前公園で、誰でも無料で参加できるミニライブや恒例の移動個室「CLUB JAZZ 屏風(びょうぶ)」も予定する。
ライブは、複数のミュージシャンによる即興演奏「John Zorn’s Cobra(ジョン・ゾーンズ・コブラ)」、即興演奏と韓国伝統文化とチェコの人形劇を結び付けたパフォーマンス、調布在住で車いすダンサーのかんばらけんたさんも出演する「映画上映」と「ライヴパフォーマンス」の競演、日仏の伝統音楽とビジュアルアートが融合したコンサート、ジャズと即興が交差するトリオ演奏、JAZZ ARTせんがわのプロデューサー4人による即興演奏など、さまざまな企画を用意する。
総合プロデューサーの巻上さんは「音楽は出会いでしょ。知らない音楽の世界を体験すると、細胞が打ち震える瞬間がある。そう思える時間と場所を皆さんに提供できたら。軽いとか深いとか、本物とか偽物とか、そんなことを超えて、びっくりしに来て」と呼びかける。
プレイベントとして8月31日、仙川駅前公園で生ライブも開催する。
チケットは、演目別の券と通し券を販売する(市民割などあり)。プレイベントは16時~で、観覧無料。