見る・遊ぶ

調布・神代植物公園で「秋のバラフェスタ」 早朝開園やコンサートも

秋の夕暮れの「ばら園」(昨年の様子)

秋の夕暮れの「ばら園」(昨年の様子)

  • 12

  •  

 秋バラの開花時期に合わせて神代植物公園(調布市深大寺元町5、TEL 042-483-2300)で10月7日、「秋のバラフェスタ」が始まる。

「国際ばら新品種コンクール」金賞受賞花の「クィーン・オブ・神代」

[広告]

 「世界バラ会連合優秀庭園賞」を受賞している同園の「ばら園」では、園名を冠した「クィーン・オブ・神代」や開園当初から育てている貴重な品種のコレクションを見ることができる。そうしたバラの花や見頃の植物をガイドボランティアが案内する「ばら園ガイドツアー」を10月7日・11日・15日・18日・19日・23日・25日・31日に行う(10時30分と13時30分から約60分間、荒天中止)。

 秋バラは春に比べて花が引き締まり、色も濃く深みを増す。さらに、晴天日の早朝から午前中に香りが最も強くなるという。バラの香りを十分に楽しめるよう10月11日・12日、18日・19日、25日・26日は通常より早い8時に「早朝開園」する(雨天決行)。

 大空の下で音楽が楽しめる「ばらコンサート」を芝生広場で開く(雨天中止)。11日は守屋真琴さん(バイオリン)と柴田春音さん(ビオラ)。12日は藤江愛子さんと井上えりこさん(ハンドベル)と菊池美奈子さん(ピアノ)。

 10月21日~26日は、多品種の切り花やアレンジメントを飾る「秋のバラ展」(植物会館1階展示室)と、樹木としての特性を生かして形作られた盆栽や盆景を展示する「秋のミニバラ盆栽展」(屋外特設展示場)を開催する。

 ばら園を一望できるテラスでは、「バラソフト」(500円)やドリンクなどを販売する「バラのカフェテラス」を開店する(10月4日~11月24日)。ばら園内では、数量限定でバラや草花の苗を販売する「ボタニカルショップ」も営業(10月7日~11月24日)。いずれも荒天中止。

 期間中、バラの花にスマートフォンをかざすと品種名が自動判定されるアプリ「バラノナ」を提供。園内で撮影したバラの写真を品種別にコレクションできる「神代バラコレ」も公開する。「探す、集める、考える、知る、遊ぶ」の体験ミッションをゲーム感覚で楽しめる東京都公園協会公式アプリ「TOKYO PARKS PLAY」も提供する。利用はいずれも無料。

 広報担当の土方千鶴さんは「朝のばら園は柔らかな光と芳醇(ほうじゅん)な香りに包まれて、たそがれ時は夕日に照らされて金色に輝く。運が良ければ、空が青色からオレンジ色へグラデーションに染まるマジックアワーの景色に出合える」と、この時季の魅力を語る。「野生種オールドローズ園ではバラの実も観賞できる」とも。

 開園時間は9時30分~17時(最終入園は16時)。月曜休園(祝日の場合は翌日)。入園料は、一般=500円、65歳以上=250円、中学生=200円(都内在住在学の中学生は無料)、小学生以下無料。11月24日まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース