調布市せんがわ劇場(調布市仙川町1、TEL 03-3300-0611)と仙川アヴェニューホール(仙川町1、TEL 03-3305-5269)などで7月9日~11日、「JAZZ ARTせんがわ2010」が開催される。主催は同劇場イベント実行委員会で、調布市が共催。
同イベントは同劇場芸術監督・ペーターゲスナーさんの呼びかけで、国際的ボーカリストの巻上公一さん、ベース奏者の藤原清登さん、チェロ奏者の坂本弘道さんが企画し実現したもの。開催は3回目。今年は「野生に還る音 親密な関係 生きる芸術」をテーマに、世界で活躍する日本人ジャズアーティストら約30組が朗読・演奏・舞踊などを披露する。
出演者は、昨年も出演したHIKASHU(ヒカシュー)をはじめ、山下洋輔さん、田中泯(みん)さん、谷川俊太郎さんなど約30組。ゲーム理論を応用した即興演奏システムで昨年各回とも満席となった「John Zorn’s COBRA」は、メンバーを一新して「大友良英部隊」として登場。設立メンバーと公募による参加者とのインプロビゼーション(即興演奏)も行う。
共同開催企画として、「KICK BACK CAFE」(若葉町2、TEL 03-5384-1577)ではシンガー・ソングライターの七尾旅人さんが巻上公一さんをゲストに迎えるライブや「小川美潮スプラゥトゥラプス」のライブを予定。アトリエディンドン(仙川町1、TEL 03-5879-7897)では梅津和時さんのソロライブが行われる。
期間中、キャスター付きの4枚の板で奏者を囲って至近距離音楽を楽しむ移動式クラブ「CLUB JAZZ 屏風(びょうぶ)」が仙川周辺を巡回し、「移動式極小ライブ」を展開する。
総合プロデューサーの巻上さんは「いいことやるな、せんがわ。そんな声が聞こえ始めた3年目の自信。今年もとんでもないすごいプログラムが目白押し。マル秘の大物から気鋭の新人まで、これは日本というより世界に自慢できそう」とコメントを寄せる。
前売り券は劇場窓口、チケットぴあ、観劇総合チケットサイト「カンフェティ」で発売中(一部売り切れも)。共同開催は各店へ問い合わせが必要。当日券(1Liveチケット)は、当日9時より整理券を配布する。