調布市文化会館たづくり(調布市小島町2)で開催中の「マンガ家・つげ義春のいるところ展」で現在、マンモス団地「多摩川住宅」の給水塔グッズが販売されている。
イ号棟の給水塔をモデルにした「AR機能付きアクリルスタンド」
給水塔ファンの間では「聖地」として知られる多摩川住宅の給水塔。同団地に住んでいたつげ義春さんの作品にも度々登場し、漫画やアニメの舞台のモデルやアーティストのミュージックビデオのロケ地としても使われてきた。現在は大規模な建て替え工事に伴い、給水塔2基が撤去され、残る3基も将来的になくなる可能性があるという。
2023年に同団地住民が立ち上げた「多摩川団地音頭復元プロジェクト」のメンバーであるEmmaさんは、給水塔を多摩川住宅の象徴であり、「チャームポイント」だと評価し商品化、地域活性化につなげようと長年アイデアを温めてきた。現在開催中の「マンガ家・つげ義春のいるところ展」の一角で、団地音頭復活に至るまでのインタビューや音頭のレコーディング風景の動画を展示したことをきっかけに、出店ブースを設け販売することになった。
「いずれなくなってしまうならバーチャルの中で残したい」との思いから制作したアクリルスタンドは、イ号棟の給水塔をモデルにしたもの。QRコードを読み込んだスマートフォンを台座にかざすと、画面上で給水塔が飛び出し、漫画家で歌手の山田参助さんによる解説と共に多摩川団地音頭が流れる仕組み。「360度回転するので、いろいろな角度の給水塔を楽しんでほしい」と話す。
商品は、「アクリルスタンド」(1,500円)、「手ぬぐい」(1,200円)、「トートバッグ(3種)」(2,500円)、「マスキングテープ(2種)」(400円)のほか、「多摩川団地音頭Tシャツ(半袖)」(2,500円)、今回の展示会に向けてカラーリニューアルした、「死都調布」を描く漫画家・斎藤潤一郎さんの描き下ろしグッズなどを販売。同商品は、「多摩川団地音頭復元プロジェクト」のウェブショップでも扱う。
Emmaさんは「多摩川団地はつげさんが住んでいたこともあり、文化的な場所になり得る所だと思う。これからも楽しんでもらえる企画を考え、多摩川住宅をもっと盛り上げ、もっと面白くしていきたい」と意気込む。
販売は2月23日、3月1日、7日、15日、21日の11時~18時。