西部公民館(調布市上石原3)と市立第三小学校(上石原2)の協働企画「第三小学校6年生作品展『ずっとかく絵』」が2月27日に始まる。
第三小学校6年生の「ずっとかく絵」完成前の作品、三小図工室で
学校と地域の連携を担う三小地域学校協働本部の提案がきっかけで実現した企画展。児童の作品を校外で展示したい学校側と、市民との協働企画を模索していた公民館側の意向が一致した。同館はこれまで近隣中学校美術部の作品展などを開いてきたが、三小との協働は初めてだという。
館長の福澤明さんは「公民館は、『地域のコミュニティーづくり』を大切にしていくことが目的の一つ。これまで交流のなかった三小との協働企画が実現してうれしい。出品する子どもたちの良い思い出や経験になれば」と話す。
展示するのは、6年生がアクリル絵の具やクレパス、チョークなどで描いた卒業前最後の制作で、約80点を一堂に並べる。児童らは板を組み合わせ、30センチ四方のキャンバスを制作するところから取り組んだ。題材テーマは「ずっとかく絵」。「今、描きたいもの」を繰り返し描くことで、自身の考えや表現を深めていく学習。
アクリル絵の具は、乾くと耐水性となり、乾燥後に塗り重ねても下の色が溶け出さないのが特徴。三小・図工専科の高橋尚子教諭は「今、描きたいものを描いては消し、また描いては直すことを繰り返す。1年間、自分と対話しながら表現したいことを試行錯誤してきた作品」と説明する。
同校協働本部のコーディネーターで市の社会教育委員を務める塚松美穂さんは「学校はコミュニティー・スクールとして地域との協働を進めている。公民館と連携すれば可能性が広がり、公民館はより多世代をつなぐ交流の場となる。社会教育の視点からも公民館の活用は大切。保護者世代が訪れるきっかけになれば」と期待する。「子どもたちの自由な感性と努力が詰まった個性豊かな作品ばかり。多くの方に鑑賞してほしい」とも。
福澤さんは「子どもたちには大人になっても公民館に来てほしい。企画を提案してくれた塚松さんに感謝している。今後も継続して連携していきたい」と話す。
開館時間は9時~21時30分。月曜休館。3月15日まで。