調布市文化会館たづくり(調布市小島町2)で8月19日から、子どもたちの世界映画祭「第18回キンダー・フィルム・フェスティバル」が開催される。主催はキンダー・フィルム(杉並区下高井戸2)で、今月10日に開催された青山劇場(渋谷区)に続くもの。
同映画祭は1992年から毎年8月に開催され、今年で18回目。世界最大の子ども映画祭「キンダー・フィルムフェスト・ベルリン」から厳選された映画などを日本で初上映し、公募の子ども審査員がコンペティション作品の中から最優秀キンダー・フィルム賞を選ぶ。今回は2008年から実行委員会を務める女優の戸田恵子さんが実行委員長に就き、世界から集まった映画の魅力を届ける。
上映作品は、日本のアニメがドイツで実写映画化されて大ヒットした「小さなバイキング ビッケ」や第60回ベルリン国際映画祭で上映された「スーパーブラザー」のほか、「ピングー」「ミッフィー」「きかんしゃトーマス」など約25作品の長編・短編作品を上映。中学生以上向けの作品として、子どもの目線で戦争を描いたノルウェー映画「マレーネとフロリアン」など短編作3作品も特別上映する。さらに、子どもたちが映画・アニメ制作や声優体験ができるワークショップやプロの声優が上映中の作品をライブで吹き替えする「ライブ・シネマ上映」なども予定。
同フェス広報担当者は「映画の上映以外にも世界の食を集めた屋台村や100円までしか買えない駄菓子屋さんなど当日参加できるイベントも盛りだくさん。最終日のクロージングには、実行委員長の戸田恵子さんが目玉作品『小さなバイキング ビッケ』などのライブ吹き替えを行う。ご家族やお友達同士で遊びに来てほしい」と話す。
チケットは、18歳以上=500円、18歳未満と60歳以上=無料。当日10時から販売。プログラムは公式サイトで確認できる。今月22日まで。