調布の居酒屋「料理居酒屋 新撰組」(調布市布田4、TEL 042-485-6768)は12月6日から、調布産の野菜を使ったメニューの提供に合わせ、日本産食材を使用する店「緑提灯(ちょうちん)」の掲出を開始した。
同店は東京ジューキ食品(佐須町4)が展開するチェーン店として25年前にオープンし、地域密着と旬の素材をモットーに営業。顧客からの要望もあり調布産の野菜を使ったメニュー「地場野菜の蒸し鍋」の提供を始めた。同メニューは、市内で収穫されたブロッコリーやキャベツ、ニンジンなどの野菜と、青森県産ニンニクを飼料に配合し育てた奥入瀬ガーリックポークを使用している。
同メニュー提供開始と同時に、2005年に北海道小樽から始まった「緑ちょうちん」店に加盟。「緑ちょうちん」は食料自給率が40 %以下にまで落ちた日本の農業を向上させようというボランタリー活動のシンボルで、カロリーベースで日本産食材が50%を超える店が加盟でき、現在は全国で約3,000店舗が加盟している。同市内では3店舗目。
同店の曽我さんは「日ごろから国産食材を使うことを心がけているが、お客さまにも堂々とアピールできるのがうれしい。調布はほかの地域と比べて農地は多いが、なかなか口にすることはできない。地元で採れた野菜を味わうことで地域の再発見にもつながってくれれば」と話す。
営業時間は、平日=11時30分~14時・17時~24時、日曜=16時~23時。