都立神代植物公園(調布市深大寺元町5、TEL 042-483-2300)で現在、「新春の植物とおもと展」と「新春のぼたん展」が開催されている。
同園では昨年12月下旬から黄色いロウバイが咲き、来園者を甘い香りで楽しませている。さくら園では十月桜、冬桜、子福桜などの冬咲きの桜が開花しているほか、マンリョウ、ナンテンなどの実が冬の公園に彩りを添えている。
「新春の植物とおもと展」は三光園の協賛により植物会館展示室で開催。オモトは漢字で「万年青」と書く常緑多年草。観賞用としても古くから栽培され、斑入りや変り葉のものなど種類が豊富。同展ではオモトと正月にちなんだ春の七草やウメ、マンリョウなどで坪庭を作り展示する。
「新春のぼたん展」は特設展示場で開花株展示する。ボタンは中国原産の落葉低木で、観賞用や薬用として古くから栽培された。中国では花王(かおう)とも呼ばれ「花の王様」として愛好された。
同園担当者は「当園では現在、約19品種170本のサザンカや早咲きのツバキなどが華やかに咲いている。大温室では熱帯スイレンを見ることもできる。2つの展示以外にもいろいろな植物を見て楽しんでほしい」と話す。
開園時間は9時30分~17時(入園は16時まで)。月曜休園。入園料は、一般=500円、65歳以上=250円、中学生=200円(都内在住在学の中学生は無料)、小学生以下無料。「新春の植物とおもと展」は今月10日まで。「新春のぼたん展」は今月16日まで。今月のボランティアガイド開催日は12日、15日、16日、20日、22日、28日、29日。