調布に伝わる「だるま踊り」、だるま市に合わせ現代風にリニューアル

深大寺「だるま市」で自主保育サークル「まめちょ」の2~3歳の幼児がリニューアルした「だるま踊り」を披露

深大寺「だるま市」で自主保育サークル「まめちょ」の2~3歳の幼児がリニューアルした「だるま踊り」を披露

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 「だるま市」を開催する調布の深大寺(調布市深大寺元町5)で3月3日、市内の主婦グループ「だるチャンプロデュース」が深大寺に伝わる「だるま踊り」をリニューアルし、披露した。

「だるま踊り」を披露した調布市内自主保育サークル「まめちょ」の親子たち

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 「だるま踊り」は昭和40年代に祭りやイベントで張りぼてのだるまをかぶり踊られていたものを、同グループが「深大寺 だるま市」で約30年ぶりに復活させ、市内外のイベント、福祉施設などで披露している。

 従来の踊りは60年代に流行した「ゴーゴー」を取り入れながら、手足をぶらぶらさせて回り「七転び八起き」を表現するユーモラスな動きで、民謡調の音楽に合わせ、盆踊りのような繰り返しの振り付けだった。今回のリニューアルでは、メロディーラインと歌詞はそのままだが、2008年の「だるま市」でのデビュー後初めて、音声と踊りを現代風にリニューアルした。

 リニューアルした音楽は、かつて松田聖子や西城秀樹、少女隊などの曲をアレンジしていた丸山恵一さんが担当し、小学生でも歌いやすいキーにアレンジ。同グループの活動に参加する小学生らが歌った曲を録音した。踊りは同市内の自主保育サークル「まめちょ」のメンバーらが担当。従来の盆踊り形式ではなく、曲の節に合わせて創作。当日は、同サークルの2~3歳の幼児が披露し、「だるま市」に訪れた観光客らを楽しませた。

 同グループ代表の貴山圭子さんは「『だるま踊りを子どもたちに踊らせたい。深大寺に住んでいる子どもなら踊れなくては』とのうれしい声と『従来の簡単な踊りをより面白いものに』との声があり、伝統の節と歌詞を残しつつ、幼児が楽しく動ける振り付けを若いお母さんたちに考えてもらった。丸山さんの協力もありがたく感謝している。『ちびだるま』たちのかわいい動きをぜひ見ていただき、たくさんの人に愛される踊りになってほしい」と話す。

 「だるま市」期間中、深大寺のそば店「いづみや」(深大寺元町2)敷地内に「だるチャン」ブースを出店し、踊りの披露とオリジナル商品を販売する。披露時間は15時と15時30分。5日・6日に行われる「調布市観光物産展」でもブース出店と踊りの披露(5日=14時20分~、6日=11時~、13時30分~)を予定。問い合わせは「だるチャンプロデュース」貴山さん(TEL 080-5047-6555)まで。

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