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調布の小学生が「夢のコラボ弁当」を考案-オリジン弁当22店舗で販売

「夢のコラボ弁当」のメニューについて話し合う「調布っ子食育マイスター」たち

「夢のコラボ弁当」のメニューについて話し合う「調布っ子食育マイスター」たち

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 調布市や近隣地区にある「オリジン弁当」22店舗で4月1日から、調布市の食育セミナー「目指せ!調布っ子食育マイスター」を受講した市内の小学生が考案した「夢のコラボ弁当」が販売される。

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 セミナーは、同市の食育推進事業の一環として昨年夏、市内の小学4・5年生を対象に開講。「食に関する心・技・体」をテーマに、味の素、日本ハム、オリジン東秀(調布市仙川町3)の協力を得て、4日間の食育カリキュラムを実施した。35人の児童が受講し、第1期「調布っ子食育マイスター」の認定を受けた。

 「夢のコラボ弁当」は同セミナーの成果として、同市がオリジン東秀に協力を求めたもので、今年1月にマイスターたちを集めメニュー会議を開いた。5班に分かれてコンセプトや栄養バランス、彩りなどを話し合い、メニューやネーミング、キャッチコピーなどを考えた。同社員と同市職員の審査の結果、「エビとブロッコリーの塩炒め」「ひじきと豆腐のハンバーグ」「かぼちゃ煮」「空揚げ」「エビフライ」などが盛り込み、「働く人」をターゲットに「疲労回復につながりそうな、みんなが好きなおかず」をコンセプトにした弁当の商品化が実現した。

 同市福祉健康部健康推進課の担当者は「企業の協力で非常に充実したカリキュラムになった。震災でますます食育の重要性を痛感しているが、今後はマイスターたちが保護者や友人に食のありがたさや大切さを発信してくれることを願っている。この弁当が媒体となり、別世代への波及も狙いたい」と話す。

 価格は500円。販売地域は調布市のほか、狛江市、多摩市、府中市、世田谷区の一部で販売する。販売は今月17日まで。第2期セミナーは「環境と食育」をテーマに7月に開講予定。

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