調布・國領神社で恒例「藤まつり」-収益は義援金に

調布市の國領神社に咲くフジの様子

調布市の國領神社に咲くフジの様子

  • 0

  •  

 國領神社(調布市国領町1)で5月1日、神木のフジの開花に合わせて「国領千年の藤まつり」が開催される。

[広告]

 フジは幾とせを経てよく延び茂ることから、延命・子孫繁栄・商売繁盛・万物繁盛に通じ、「フジ」の字は不二、無事に通じ、災厄から守る神木として敬われている。中でも、同神社のフジの木は樹齢400年~500年といわれ、畏敬の念を込め「千年乃藤」と呼ばれ、「ちょうふ八景」にも選ばれている。

 同神社では例年、フジの花が開花する4月下旬から5月上旬の土曜・日曜にライトアップやフジの実が入ったお守りの頒布を行ってきたが、今年は東日本大震災の義援金募金を集めようと同まつり実行委員会が設立され、日本舞踊やクラリネットの演奏、フラダンスの披露などさまざまな催しを行うことになった。

 当日は、俳優・永島敏行さんが主催し日本各地の生鮮品を販売する「青空市場」や酒の販売店、ドーナツ店など7店が出店。収益は日本赤十字社への義援金となる。

 同実行委員長の永川孝一さんは「調布は『ゲゲゲ』の観光地としてたくさんの方が訪れるようになったが、『千年藤』も観光ルートの一つとしてぜひ来てほしい。今回はチャリティーイベントとして、調布のパワーを被災地に届けるためにも盛り上げたい」と話す。

 開催時間は10時~18時30分。小雨決行。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース